唐突ですが独立国家の必要な要件として、国防、経済(政治)、教育が挙げられると思います。
この何れかが欠けると、時間的要素もありますが真の独立国家は保てなくなります。
この3点ともここ何年かの状況を振り返ると、十分満足のいくものではありません。
これらの3要素はすべて人材が必要なものでここでは人材育成の基本となる教育について考えてみたいと思います。
学校での生徒間のいじめや、不登校あるいは先生による体罰などが頻発し最悪の場合は、当該生徒が自殺するケースも多発しています。
これに対し色々な対応策が検討されている状況ですが、見事なまでの解決方法を実施されている先生がおられます。
昨年7月にNHKでテレビ放送された福岡北九州市立小倉中央小学校の菊池省三先生です。
菊池先生のお父さんが中学校の先生をされていた折、生徒に慕われているのを見て自分も父のような先生になりたいと思われたそうです。今では学級崩壊立て直しの第一人者として頑張っておられますが、約20年前は大変な苦労をされたようです。
始業式の日に、生徒に簡単な自己紹介をしてもらおうとしたところが、一言も話さずに泣き出す生徒が続出したというのです。教育指導要領書など学校の指導書の中からは対応策は見つからなかったとのことです。
ここから菊池先生の苦労が始まり、生徒が活発になる授業ををしていくと、他の先生から教育指導要領書にない授業をしている異端児扱いをされるとか、一緒にいると自分の出世に響くとのことでまさに四面楚歌の時期が続いたとのことです。
普通であれば菊池先生自身が挫折してもおかしくない状況があったにもかかわらず自分の信念を貫き通せたのは、教師になる時父からのアドバイスである「子供のいるところにいくのが教師だ」との言葉を忘れずに、どうしたらそのようにできるかを常に考えて前に進まれたのではないかと思われる。
ここに菊池先生が具体的にどのようなことをされているかを放映内容からかいつまんで挙げると、
1.先生から先に生徒に挨拶をする。
2.生徒に対し名前ではなく姓を”さん”付で呼ぶ。
3.褒め言葉のシャワーを行う。 ・・・生徒を教壇に立たせて、この生徒をみんなで、発言する生徒の考えで褒めてもらう。
4.自信を持たせることを心がける。 ・・「自信がないから友達をいじめたり、教師に反抗的になる」「自信を持たせることこそが、学級崩壊やいじめをなくす秘訣である」
5.全生徒と”成長ノート”のやりとりをする。・・生徒の考えていることをノートにかかせて提出させ、何度も読み返して返事を書く。
6.叱る時は厳しく叱る。 ・・・・・意味もなく席を立ってうろつく時は即厳しく叱る。
「馴れ合いと信頼されることは全く別の事」「教師は教師らしくあれ」
7.普段から教室の中を見ていて生徒間に異常な変化はないかを気にかける。
8.国語の時間を利用し、討論をさせる。・・テレビでは小学校に自動販売機は必要か?とのテーマを出し、肯定派、否定派の討論を何回かに亘り討論させる。
以上が大まかな内容ですが、菊池先生の経験からいくと上記の行動をしていると、1ヶ月くらい経つと何らかの変化が出てくるとのことでした。
このテレビ放送では「自分の考えを組み立て、発表することは自信形成につながりこの自信の積み重ねにより、ゆるぎのない心の芯棒が培われていき少々の障壁も問題なく対処できるようになる」ということをいわれていると思います。
この点、現在の教育状況及び結果を見ると問題点があるように思われます。
原点に立ち返れば教育は1に生徒、2に生徒・・・と何よりも生徒の資質向上が目的でありまた生徒あっての学校であり、この考え方の無い組織(教育機関)は不要だということです。
またいじめに関する事件の隠ぺいなどはもってのほかで解決どころか事態を一層悪くしていく元凶だと思います。
いじめにあっている生徒、不登校になっている生徒たちの現状は、本人は勿論、家族、地域、大きく言えば国家の損失です。少子高齢化が喫緊の課題となっている現在尚更にこの問題に取り組む必要があると思います。
最近ようやくゆとり教育の見直しが叫ばれており、週6日制の話が出てきています。これを機会に菊池先生が実施しておられる討論の場を教室にも取り入れるべく「話し合い」の科目を新設し、週1度の大いなる議論が教室を飛び交うことでいじめがなくなり明るい学校になることを期待しています。
これが理解され実施されれば、何年後かには逞しい考えの大人が増えウツや自殺の減少につながるのではないかとも思われる。
この何れかが欠けると、時間的要素もありますが真の独立国家は保てなくなります。
この3点ともここ何年かの状況を振り返ると、十分満足のいくものではありません。
これらの3要素はすべて人材が必要なものでここでは人材育成の基本となる教育について考えてみたいと思います。
学校での生徒間のいじめや、不登校あるいは先生による体罰などが頻発し最悪の場合は、当該生徒が自殺するケースも多発しています。
これに対し色々な対応策が検討されている状況ですが、見事なまでの解決方法を実施されている先生がおられます。
昨年7月にNHKでテレビ放送された福岡北九州市立小倉中央小学校の菊池省三先生です。
菊池先生のお父さんが中学校の先生をされていた折、生徒に慕われているのを見て自分も父のような先生になりたいと思われたそうです。今では学級崩壊立て直しの第一人者として頑張っておられますが、約20年前は大変な苦労をされたようです。
始業式の日に、生徒に簡単な自己紹介をしてもらおうとしたところが、一言も話さずに泣き出す生徒が続出したというのです。教育指導要領書など学校の指導書の中からは対応策は見つからなかったとのことです。
ここから菊池先生の苦労が始まり、生徒が活発になる授業ををしていくと、他の先生から教育指導要領書にない授業をしている異端児扱いをされるとか、一緒にいると自分の出世に響くとのことでまさに四面楚歌の時期が続いたとのことです。
普通であれば菊池先生自身が挫折してもおかしくない状況があったにもかかわらず自分の信念を貫き通せたのは、教師になる時父からのアドバイスである「子供のいるところにいくのが教師だ」との言葉を忘れずに、どうしたらそのようにできるかを常に考えて前に進まれたのではないかと思われる。
ここに菊池先生が具体的にどのようなことをされているかを放映内容からかいつまんで挙げると、
1.先生から先に生徒に挨拶をする。
2.生徒に対し名前ではなく姓を”さん”付で呼ぶ。
3.褒め言葉のシャワーを行う。 ・・・生徒を教壇に立たせて、この生徒をみんなで、発言する生徒の考えで褒めてもらう。
4.自信を持たせることを心がける。 ・・「自信がないから友達をいじめたり、教師に反抗的になる」「自信を持たせることこそが、学級崩壊やいじめをなくす秘訣である」
5.全生徒と”成長ノート”のやりとりをする。・・生徒の考えていることをノートにかかせて提出させ、何度も読み返して返事を書く。
6.叱る時は厳しく叱る。 ・・・・・意味もなく席を立ってうろつく時は即厳しく叱る。
「馴れ合いと信頼されることは全く別の事」「教師は教師らしくあれ」
7.普段から教室の中を見ていて生徒間に異常な変化はないかを気にかける。
8.国語の時間を利用し、討論をさせる。・・テレビでは小学校に自動販売機は必要か?とのテーマを出し、肯定派、否定派の討論を何回かに亘り討論させる。
以上が大まかな内容ですが、菊池先生の経験からいくと上記の行動をしていると、1ヶ月くらい経つと何らかの変化が出てくるとのことでした。
このテレビ放送では「自分の考えを組み立て、発表することは自信形成につながりこの自信の積み重ねにより、ゆるぎのない心の芯棒が培われていき少々の障壁も問題なく対処できるようになる」ということをいわれていると思います。
この点、現在の教育状況及び結果を見ると問題点があるように思われます。
原点に立ち返れば教育は1に生徒、2に生徒・・・と何よりも生徒の資質向上が目的でありまた生徒あっての学校であり、この考え方の無い組織(教育機関)は不要だということです。
またいじめに関する事件の隠ぺいなどはもってのほかで解決どころか事態を一層悪くしていく元凶だと思います。
いじめにあっている生徒、不登校になっている生徒たちの現状は、本人は勿論、家族、地域、大きく言えば国家の損失です。少子高齢化が喫緊の課題となっている現在尚更にこの問題に取り組む必要があると思います。
最近ようやくゆとり教育の見直しが叫ばれており、週6日制の話が出てきています。これを機会に菊池先生が実施しておられる討論の場を教室にも取り入れるべく「話し合い」の科目を新設し、週1度の大いなる議論が教室を飛び交うことでいじめがなくなり明るい学校になることを期待しています。
これが理解され実施されれば、何年後かには逞しい考えの大人が増えウツや自殺の減少につながるのではないかとも思われる。