久々の、コンセプト通りの記事です。
今日uくんの学校の説明会に参加して感じたことがあり、少し納得できたので文字化してみます。

ステップペアレントの悩みとして、よく聞く、もしくは想像が難しくないものとして、子供との接し方があると思います。
僕も上の子(aくん)への妻の想いと、自分の考えの間でかなり板挟みになっている日々です。

僕の悩みとしては、自分は子供に注意をした方がいいと思っているのだが、妻がそう思っていない時がある、ということです。
例えば、ご飯を食べる時のお行儀など僕は結構気にしてしまうのですが、妻は割と気にしません。
でも、大人になってから直すのでは、恥をかく可能性も高いと思うのです。
一方で大人になったら自然と直る、という考えも分からなくはないです。(でもそれって、結局学校とかで誰かに注意されて子供が直すんですよね。その注意を親がしないといけないのでは、と僕は思っているのですが。)

もう一つ、ステップペアレントと実親の間の大きな認識のギャップとして、それまで子供がどうやって生きてきたかという前提条件がないことがあります。

具体的に言うと、
・aくんが自分のやりたいことにこだわりを持っており、朝の準備などがスムーズに行かないことがある
という状況があった時。
もちろん、子供が完全に大人の思い通りに行動しないことなんてわかってます。そういう正論の話ではありません。
でも、ここまで文字化するということは、「僕の思い通りに動かない」なんて単純なフラストレーションではありません。
むしろ、子供のことをきちんと理解してあげる、という点で、実親よりも努力をする必要がある、と言いたいのです。

現在の子供の状態を見つめても、子供の考えていることは理解できません。
この状態を「話を聞かない子」と結論づけるのは、あまりにも短絡的です。
aくんの場合、行動を理解するヒントは、小学生になる以前のスクールにある、と気づきました。
aくんが通っていたスクールは、モンテッソーリという教育法を行う英語のスクール(いわゆるプリスクール)でした。
モンテッソーリとは、"教具"と呼ばれるオモチャのような道具で、「子供がやりたいことを好きなだけさせる」というような教育法です。(ざっくり過ぎて、違うと言われそうですが…)
世界の大起業家も、モンテッソーリ教育出身、と言われており、港区でもかなり人気のスクールが多いです。

そう、好きなだけさせる、というところが重要なのです。
それまでの人生で、「自分のやりたいことを優先してよい」と言われ、そのように育ってきたのに、ポっと出の親ぶる人間に「やりたいことより先に、やらなきゃいけないことを先にしてね」なんて言われても、価値観が違うのです。

例え子供だとしても、それまでの価値観を大きく転換するには、簡単なきっかけでは難しいでしょう。
ましてや、怒鳴る、や罰、などでできるようになるはずがありません。
じゃあどうしたらいいの、なんて、僕が聞きたいくらいですけどね。
どうしたらいいか、は、子供と向き合って、その子に何が合っているかを見極める。それくらい子供と向き合うこと、なのではないでしょうか。
一般論はあくまで一般論なので、その子のことを表している訳ではありませんよね。

ここまで書いたことは、他人に向けたもの、というよりも、自分自身にとっての備忘録的な要素が強いですが、どなたかにも届けば幸いです。