男の子の育児に関わっていると感じることがあります。


世間で言ういわゆる"使えない旦那"というのは、その母親がそれまで"あれもこれもやってあげた"からこそ、生まれた存在なのではないでしょうか?


よく聞きますが、母親は男の子が可愛くてしょうがない。

父親よりも、母親の方が子供に対して甘くなるのも当然だと思います。

母親本人としては「これくらいやってあげるのは普通」と思っていることも、子供にとってはそれが当然で育つわけで、大人になって急に【節度のある行動】ができるようになるかどうかは、怪しいのではないでしょうか。


個人的に子供を全肯定、甘えさせるする育児は、確かに自己肯定感の面では大きく育つかもしれませんが、デメリットとして【やってもらうのが当然】という考えで育つように思います。

例えば、ご飯は作られていて当然、洗濯物は畳まれていて当然、部屋は掃除されていて当然のように。

これらは基本的に母親が家でやっていることですよね。

高校生、大学生、もっと言うと社会人までこのような環境で育った男性が、結婚して急に掃除をしろ!料理をしろ!子育てをしろ!何て言われてもたぶん不可能だと思います。

だって、それまで何もしなくても許されてきたのですから。

母親は確かに子供が可愛いかもしれませんが、そんな人と付き合う、もっと言うと結婚する女性は非常に大変でしょう。

それは現時点で証明されていることですよね。

「旦那がこんなに家事をやってくれる!」という話よりも、「旦那が使えない」という話の方が多いのが、今の日本の現状だと思います。

さらに言うと、母親に可愛がられて育った男の子が多い、というのも証明されているのではないでしょうか。


僕は個人的に、男という生き物は生物学的に個の力を高めなければ生き残れない生物だと考えています。

つまり、男の子にとって「なんでもやってあげる」「優しく包み込んであげる」というよりは、「チャレンジをさせてあげる」「成果を褒めてあげる」という方が生物学的に正しいのではないかと思うのです。


結婚という視点に立った時に、パートナー選びとして、たとえ実家暮らしだったとしてもどれくらい家事をやっていたかというのは快適な結婚生活において非常に重要な観点なのではないでしょうか?