勉強ってどうしてしなきゃいけないの?という子供の質問に対して、あなたはどう答えますか?
僕も明確な答えや、根拠のある話は持っていません。
教育論なども知らないのでどうしても自分ベース、自分の経験で考えてしまいます。
しかし、今の僕ならこう答える、というものがあります。
僕なりの勉強することの意味とは、どうすれば頭に入るのかを学ぶことです。
僕は、勉強することそのものや、テストの結果が良いことがすべてだとは思っていません。
もちろん、偏差値の高い学校に行けると未来の可能性が広がるのも事実ですが、そこにとらわれすぎて思春期という大事な時期を無駄に過ごしてしまうのもどうかと思っています。
逆に言うと、例えばですが、高校を中退してしまったというような過去を持っていても、起業に成功して経済的には偏差値の高い大学の出身者よりも収入を得ている方もいらっしゃいます。
つまり、学校のテストができることが将来の成功を約束するか、と言うと、必ずしもそうではないのです。
このような視点ではなく、勉強するということの意味は別にあります。
それが、インプットの型を学ぶ、ということです。
具体的に言うと、自分が"どういう風に"勉強をすれば、読んでいる本の知識や人の話が頭に入ってきやすいのか、ということを自覚して、【自分でそれを活用できること】が勉強の目的だと思っています。
学生の頃なども、
・本当に勉強しなくても、授業を1回聞けば授業の内容が理解できてしまうタイプ
・問題集をひたすら解いて答えを暗記するタイプ
・基礎から応用へ、公式から問題へ、と順序立てて整理するタイプ
・声に出して読んだ方が覚えるタイプ
・書いて覚えるタイプ
などなど、クラスのみんながそれぞれの方法でテスト勉強に打ち込んでませんでしたでしょうか?
このような経験から、「自分はどんな勉強法をすると1番情報が頭に残りやすいのか」ということを知り、特に大人になった時の専門的な勉強などでその時の経験を活かす、というのが義務教育期間の勉強の真の目的だと思っています。
僕は子供達にこんな風に言っています。(例えば漢字の暗記)
漢字が読めなきゃ、日本語の本は読めない。
本が読めなければ、今やりたいことも将来やりたいことも、自分が持っている以上の情報を調べられない。
ネットに書いてあることもわからないし、街に出ている看板も読めない。
そんな分からないことだらけの生活で楽しい?
だから漢字を勉強するんだよ。
勉強を【しなければいけない】のではなく、【なぜしている(子供からするとさせられている)のか】をなるべく説明できるようにしています。
と、子供が勉強をする姿を見て思いました。