古代ギリシャ・ローマの昔から、アニマル・セラピーの発想はありました。
日本の心理学領域での体系的な学術書には「アニマル・セラピーの理論と実際」(岩本隆茂北海道大学名誉教授編著・二○○一年・培風館)があり、パパも岩本先生に 指導を受けたそうです。
アニマル・セラピーには、
(一)活動量の増加,リラクセーションなどの生理的効果
(二)幸福感、癒やし、精神的安定などの心理的効果
(三) 言語活性化,人間関係の改善などの社会的効果 の三つの効果があると言われています。
動物の代わりにペット型ロボットを用いるのが、ロボット・セラピーです。自走せず、ふれあいを重視したアザラシ型の「パロ」や、小型犬をロボット化した「アイボ」などが有名ですが、ラボットは、特定の動物から派生しなかったユニークなデザインで、
「生き物のような振る舞い」「対人交流を通じた学習・成長」といった特性が際立っています。