「ひと」として大切なこと 著:渡辺和子
という本を読んだ。
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雑用という用はない、あなたが用を雑にしたときに雑用が生まれるのだ。
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この一行を読んだとき、ついニヤニヤ笑ってしまった・・・・。
それは私が雑用をよく生み出してしまっているからだ。
最近は家で1人でいることが多い。
だからご飯を作るのも自分のため。
食器を洗うのも、洗濯をするのも、買い物をするのも、全ては自分のためだ。
毎日がその繰り返しだけど、ふと「一体何のためにこうしているんだろう」と思うことがある。はっきりいって、単調でつまらない。そして面倒くさい。
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意味を与えることは、もう一つの、意味を見出すことよりも、無価値に思えるもの、価値がないとしか思えないものに価値を与えていく、産み出していくわけですから、より創造的なものだと考える事ができます。
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―単調でつまらない。面倒くさい。なんのため?
そう思うことに対して、意味を見出すなんて難しい。
だって意味なんてない!と思っているんだから。
そうじゃなくて、新たに創造し価値を与えることは、実はとても簡単だった。
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ヴィクター・フランクルが「天との契約」ということについて、『死と愛』という本の中で書いています。
私は毎日毎時、死の危険にさらされていた。そしてなんらかの意味で私の 死と私のあじわっている苦悩とは意味をもたねばならなかった。
そこで私は天との契約を結んだのであった。すなわちもし私が死なねばな らない運命ならば、私の死は(私のこの上なく愛する)母に生きながらえ ることを贈るのであった。そして私が私の死まで苦悩を耐え忍べば忍ぶほ ど、私の母は苦しみのない死を迎えることができるのであった。
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フランクルは私は死んでもいい、死にましょう。代わりに愛する母に寿命を与えてください。と天に祈り契約を交わすわけです。取引です。
自分の死を意味のないものにしないために。
自分の身近なもので言えば、たとえば会社で働くときの双方の条件でしょうか。この時間働きますからこれだけの給料をください。とかお互いとんとんの条件で契約を交わしますよね。
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もし私が死ぬとすれば、それだけ母親の寿命を延ばしてください。もし私が苦しむとすれば、その苦しみを我慢すればするだけ私のもっとも愛する母親の苦しみを減らしてください。
こういう考え方が、私達の生活の中で出来る時に、苦しみとか、死とか、無意味な仕事というものにも意味がでてきます。
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単調でつまらない。面倒くさい。意味がないと思うことをするとき。
家族のためでもいいし、友達のためでもいい。
ああ、あんな悩みを抱えていたなぁとか、あんな辛いことがあったなぁとか、早く解決して欲しいな。苦しみや悲しみから抜け出せるといいな。
とても単純なんですけど、こう願って行うんです。
こうやって単調な食器洗いでも、新しい価値を見出します。
「私は面倒なこの作業するから、代わりにあの人の苦しみをちょっとでも減らしてください。」と祈るんです。
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目に見えないたいせつなものがこの世の中にあるということ。愛と呼ばれるものは、目に見えなくても伝わるからです。
そして皆さん方が目に見える愛の姿、アフリカへの毛布、歳末助け合い募金、目に見えるものしか愛を表さないとお思いになったら、それは貧しい生活だと思います。『星の王子さま』の言葉、「ほんとうにたいせつなものは目に見えない、肝心なことは心の目で見なくては見えないよ」。あの言葉が信じられないで生きている方だと思うんです。
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愛によって価値を見出すこと。
目に見えない愛を信じている人なら、簡単なこと。
自分自身だって、誰かの見えない愛に支えられて生きているんだから。
本当に些細なことだけど、意味のないことをつくらない、つまり雑用を生み出さないで丁寧に生きていくことは、愛を与えてくださった人達に対して、愛をお返しすることに繋がっていくんですよね。
ここんとこ、ずっと何かを楽しむことができない。
どうしてみんな笑っているんだろう。
どうして楽しそうなんだろう。
不安とかないのかな。
私が弱いだけ?
私の好きな事ってなんだっけ。
何をしているとき、おっきな声で笑えるんだろう。
笑う方法すら忘れちゃった。
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共感しましたか・・・?
ちょこっとでも共感した人は、
今、すごくつらいですね。。
こころにぽっかりと穴が開いた感じ。
すーすーして、なんだか消えてしまいたい感じ。
どんよりと曇った空がいつまでも晴れない感じ。
そんなとき、この状況から脱したいという気持ちでいっぱいになりますよね。
体調がよかった時のベストな自分をうらやましいと思ったり、理想を思って悲しくなってしまう。
でも何をしてもダメで、どの方向を向いても壁にあたってしまう。
そんなときの対処法は、しっかりとこう自覚することだと思います。
「今は何をしてもダメな時期なんだ」
そして、
「だから今は何もしない」
と決心することが必要です。
学校でも会社でも、必ず”休み”がありますよね。
短くても長くても、”休暇”があります。
人生においても、その”休暇”が必要なんです。
生きているということは、実はそれだけで”労働”だからです。
たとえば子どもの仕事は”勉強”や”遊ぶこと”、主婦の仕事は”家事育児”です。
もっと言えば、ストレスだって”重労働”になったりします。
楽しかったことが、楽しくない心に変わってしまう程、大きな重たい負荷が掛って・・・
今もそれは、ずっしりとした重み。ぬぐえない重みになってしまってる。
あなたは今”重労働”の真っ只中にいるんです。
両手にたくさんの荷物を抱えているのに、それ以上あなたに何ができるんでしょうか。
焦らないでください。
たとえば、夏休みは1ヶ月だから良いんです。
もし半年あったなら、むしろ早く学校が始まってほしくなります。
あなたが休んで休んで休みきって、「もう休みは飽きた」となれば、そのときまた”労働”に戻りましょう。
無事に”労働”し始めたなら、まずは出来ることから始めましょう。
理想を高くもつことは大事ですが、まずは足元のことから始めて、しっかりと土台をつくりましょう。
短い人生を、大事に丁寧に構築していってください。
まずは、しっかりと自覚してください。
「今は何をしてもダメな時期なんだ」
そして、
「だから今は何もしない」
知人の娘さんが東大受験をしましたが、残念ながら失敗してしまいました。
ご両親も落胆してしまうかとおもいきや、ご両親も親戚一同も「よかった」とホッとしたそうです。
なぜでしょうか。
それは彼女がそれまで”成功人生”だったからです。何をやっても見事にこなしてしまうし、失敗など一度もしたことがなかったのです。ご家族はここで一度つまづいておけば、たとえネガティブなことがあったとしてもそれを乗り越える力が身に付いたとホッとしたそうです。今、この段階で経験できたことは幸運だったのです。
あとは、彼女が来年合格を手にして”逆境を乗り越える”ことが出来れば、自分自身の成長を身にしみて感じることが出来るでしょう。
また、私の友人は学生時代鬱病にかかり、リストカットを繰り返したり、パニックになってしまったりと、大変な時期があったと教えてくれました。
私はそれを聞いて驚きました。なぜなら彼女は海外でも活躍する仕事に就き、皆からお姉さん的存在で慕われて、いつも笑顔で明るく、自分自身のことも大好きで自信をもって堂々と生きているからです。
彼女は言います。
「病気を乗り越えたからこそ、同じような人の痛みが解るの。だから今は病気に感謝しているわ。」
とても強い悲しみ、痛み、憤り、怒り
そういった何か悪いことが自分自身に降りかかったとき、やはり心が抉られるような思いですが、
私はこう言ってあげたい。
「辛いことが起きてよかったね」
こんなことを言ったらもう2度と連絡がつかなくなりそうですが・・・![]()
それでも私は、逆境を乗り越えたあなたの姿が楽しみなのです。
人は必ず・・・いえ、イヤでも成長するものだと思います。
でも辛いことがなければ大きな成長は見込めません。
逆境=チャンスなのです。
このチャンス、是非掴み取りモノにしてください。
