かわった夢をみましたよ
退屈ですから読まないでいいです


共同生活の場所でおもしろおかしく、好き勝手な暮らしをしている

ある日、自分が末期の病であることがわかり、自分の家に戻ることを告げる

皆、残念そうにしてくれる

いよいよ帰る日

『ひょっとして、ここに残った方がいいのではないか?末期で一人にならない方がいいのではないか...』と告げると、一様に気まずい顔である

だよね、一人になった方がいいよね、と

歩き始めた路上でふと振り返り、2匹の猫を呼ぶ

実家で飼っていた猫
あの頃、猫たちは自由に家と外を行き来してました

ああ、きたきた
かわいいね、おまえがこの世で一番かわいい猫だ
ではまたね

自宅に戻り、心からほっとする
やっぱり、ひとりでここがいいや
広いベランダに出て、たくさん干した洗濯物を入れ

ああ、あれは2匹ともふう子だったなぁ
共同生活していた彼らは、全員うちの息子だったなぁ
と思う

共同生活では学生時代のように写真や映像を録りためていたので
それらをぽつぽつとコラージュしたりして
静かに微笑みながらシアワセな気分で目を閉じる


…ヤバいね、めっちゃ気持ちよかったけど
あの家は、実家のようで実家ではなく、もちろん今の家でもなく、どこかなー
あんな家に住みたいなー

あんなふうに穏やかに一人で余生を過ごせるのだろうか