「まったく!自分のことしか考えてないんたから!」


と、怒鳴り散らして


ふと


男は元々自分のことしか考えない生き物であった

と気付く



ましてや16~7歳
ヘタすると自分のことすら考えてません



友達とケンカしたり
他人から叱られたり
恋をしたり仕事したり
うまくすれば結婚して子供できて
あんな失敗こんな失敗繰り返し
そんなこんなで少しずつ視界が広がっていくってもんだ

しかし母親という生き物は
たいがい気が短く我慢のきかない質で
今すぐ何とかしろと言う
世間様が変えてくれるのを待てずに
母親の小言で動かそうとする



そりゃ無理だ



無理とわかっていますけど
向かっ腹が立つってもんで



そして言い過ぎたかと

またやらんでもいい甘やかしをするんである



そんな夜更けではありますが

「弁当の米くらい自分でとげ!」と言ってしまったため

ヤキモキ

明日の朝は佐藤さんでチンかもしれんな





今朝の弁当







鶏そぼろがミチミチつまってます




なにげなく

次男が弁当をしまうのを見てしまったら

教科書と一緒にリュックに立てて

「ねえ。毎日そうやって入れてんの?」
「そだよ」
「中身が寄って汁とかもれない?」
「もうぐっちゃぐちゃだよ。汁は意外ともれない」



明日から
かわいいアルミホイルとか
シリコンおかず入れとか
使うのやめようかね




と、ここまで書いたら

ああ……

といでるといでる



いいよお母さんがやるよ

と言いたい気持ちを飲み込んで

課題終わらせて早く寝なさい

と言いたい気持ちを飲み込んで

自分でとげ!と怒鳴るに至った経緯を噛みしめ

ガマンガマンで寝ましょうよ