仕事中、携帯に自宅から着信




な、なにごと!?




「お母さーん、今日、三者面談だよぅ」




‥‥‥だから学校で5時ねって言ったよね

オマエの教室でいいんだよね、4階だよね、って、朝、確認したよね

なんで家にいんのさ

「あ、間違って帰ってきちゃった」




仕方なく、家まで戻り車に乗せて学校へ




息子より全然成績よくて、志望校の100%合格圏内から落ちたことのないお友達がうちの前です




話すこともなく、あっという間に終わったそうです



それでも油断するなと
まだわからんぞと
若いねーちゃん先生から脅されたそうで




うちの番




「まず私立から、どこを受けますか」




「○○高校と△△高校受けて、○日の発表結果次第で第一志望の◎高校受けます。それまでにどうにも伸びなかったら□高校受けます」




◎高校はまず無理でしょうと言われると思った




「今日返された模試の結果みるとイケなくはないですねぇ」




うそっ見てねぇっ




「あ~、見せんの忘れてた~」




「あとは次男くんがもうちょっとシャキッとすればいいんですけどねぇ。忘れちゃうの?」




「例えば、朝お母さんになんか言われるじゃないすかー、で、学校でなんかすげーこととかあるじゃないすかー、すげー面白いこととか、そうすると、朝言われたこととか、シャッ!と忘れちゃいます、シャッシャーッと」




そして三者面談も終わりに近づき、突然
「ねぇ、○○高校の学特はテニスできないのっ!?」




‥‥‥同好会があるからいつでもできるねーって、オープンスクールの時に説明受けたじゃん




◎高校でテニスやるっ!




その一念で2ヶ月間なんとかやってきたキミ、スレスレ合格圏内に初めて入ったのが11月ですぜ
てか、塾では知らんが家では居眠りこいてるとこしか見たことないぞ
なんどひっぱたいて起こしたことか
まぁ起きない
そのくせ、「◎◎大学行きたいんですよっ!農学部に!」とイケシャーシャーと




「◎◎大学!」
目を丸くする先生





「彼は、化けるかもしれませんねぇ」





前の優等生を脅しておっとばしたねーちゃん先生、うちの子にバクチみたいなこと言わんでください




12時まで起きてられんのですよ、うちの息子



今まで何度も話し合ってきた受験のスケジュールを話す母を見つめて「すげーな!」って言うな
「よく覚えたな!」って





ま、いっかー




早く終わんねーかなぁー、受験




きっとオマエはどこ入っても楽しくすごせると思うよ




しかし、◎◎大学はちょっと恥ずかしいから口にしないでもらいたいかな‥‥
いや、素晴らしい大志だと思います
でも、たぶん、偏差値が
びっくりするほどたんないかな
ハハハッ





ま、いっかー