住んでいる場所の奥の山々が見渡せる、少し離れた橋の上を走っていて愕然とした
山が、枯れてる
山火事を免れた周りの山々がことごとく
麓から見上げた時は気づかなかった
この気持ちのいい新緑の季節に
茶色のだんだらになってる
私は花の季節よりも今が好きで
濃い緑淡い緑ぴかぴかした新芽
この季節の山が
ぶるっと震えて、直視できません
何日も何日も熱風に煽られ
焼けないまでも力尽きてしまったのか
この茶色くだんだらな山が
美しい緑の山に戻るのはいつなのか
燃えたり切り崩されたり
何百、何千という年月を重ね作られた美しい星の起伏が
だめになるのは一瞬