……オソロシい夢をみた
仕事から戻ると玄関先で(なんか広くて古いけどけっこう立派な家)お手伝いに来てくれている○子ちゃんがスーツ姿のおっさんふたりの差し出す書類にハンコ押してます
そ、それはなに
よくわからないけど、押しておきましたぁ、シャチハタでいいって言うからぁ
それは、元の夫の借金のカタに、今後ずっとただ働きをするという書類だった……
今後、ずっと……
ツアーをしても、レコードを出しても……
元夫から電話が入る
「おまえ、借金のカタにバンド売ったんだってな……」
電話をたたっきって、男たちを探す
大丈夫、まだ間に合う
なにしろ、シャチハタだし
それがせめてもの
シャチハタ、法的効力ねーっつの
この夢の話を次男にしたら
「そうか、おかんはバンドマンになりたかったんだね」
ちがう、そこじゃない
いや、しかしそうなのか?
YouTubeでRCサクセションのラプソディーを検索し、聴きながら一日を過ごす
来週はまた次男の大会だから、ばあさんをふるさとセンターに連れて行く
新緑のドライブ、ばあさんの母ちゃんの実家がある山奥
戦争中、大八車を押しながら子供の足で延々歩いてきたという山道
うまい蕎麦を食べながら、一週間早い母の日
帰ってきて、肉を買いにいく
息子たちが焼き肉を食べたいっていうもんだから、一日遅い子供の日をしてやろうと思って
ここまできて、急に目がまわりました
そして急に腹痛におそわれ、吐き気がし、立っていられなくなる
休み返上で出社した長男が帰宅し、ソファーでグッタリする母を見下ろし、「どした、これは」
カクカクシカジカ
「……草むしりもした?金曜に過労で医者行ったヒトが?カーペットも夏用にかわっているが!?」
雑巾がけもしたさ
「なに食った?」
ふるさとセンターで蕎麦と天ぷら食べて、帰りに抹茶モナカのアイス
「あなたさ、そんだけ身体が弱ってる時に、油モン食って苦手な乳製品食ったらおかしくなるにきまってんでしょーが!」
しかられました
新緑が綺麗だったなー
おととい、亡くなった姉のことが妙に思い出されて、息子たちに話したいのだけど聞いてくれない
と思ってたら甥っ子から電話が来て、実家に帰ってきて親父とこれから飲むんだと
姉の話をたくさんした
もうすぐ姉の誕生日
「オレは偉大なミュージシャンたちのように、27歳で死ぬかもしれん、いや、むしろそうであっていいと思ってたよ。おかんが死んだの19の時だからな。でも、死ななかった。良かった。守るもんできたし。次はおかんの歳で死ぬのかなと思うときもあった。でも死なねーの、たぶん。ずっと生きるの。」
「そらそーだ、あんた、アタシに似てるから長生きするよ。そんで、ピンピンコロリ。かっこいいよ、その方が。」
「そうだな、俺の中にはオバゆずりのロックの血が満タンだかんな。」
何を言ってんだ、田舎モンが
そんなバカ話をしたからなー
しかし、夢の中のスーツ姿のおっさん2人組、薄ら笑い浮かべてリアルだったなー
思わず、いつもの新聞屋のおっさんに身構えてしまった
「契約はしないぞ!」
5月になると無性に聴きたくなる
去年も、今年も
気がついたら、5月に
清志郎が思い出してんのだろうか、地上での日々のことを
自分がサヨナラした5月に
あー、人生を行ったり来たりした
なんて忙しいゴールデンウイーク
ワタクシは、シアワセであります
さあ、起きて焼き肉すっかー