すごいことになってる
こんなに降り続き、こんなに積もったのははじめて
犬小屋がカマクラだ

そして隣家のエントツが

ヤバいことに
あ!

イってしまった………
くるったように風が吹いてます
山が鳴り
竹林が
まるで生き物のように大きくうねってます
私はこの半年
たくさん考えて
交渉し
就活し
昨日ついに
夜、若が雪の中山を登ってきて
「あの条件で春から正社員でお願いします」と
40過ぎてのキャリアも経験も全部を捨てた異業種での再スタート
息子2人を抱え
資格試験の勉強しながら実務を覚え
大手から個人企業への再転職をし
それが相当かわってる会社で
最初はそれをよろこんでもいたが
なにしろ江戸時代から続く流れの中で
丁稚や奉公人から正社員に格上げしてもらわなければならない
社会的な保証をあわせてもらう、たぶん昭和まで
これからです
これからが、頑張りどころ
この会社を
いいところをすべて残しつつ
システムを平成に持ち上げる
私は奥さんのお手伝いさんもやります
奥さんのタクアンや山椒の煮たのが好きだし、本の貸し借りも楽しい
由緒ある本家を繋いできた話も聞きたい
私はそれができる、たぶん最後の世代
それができるヒトでなきゃ、たぶんこの会社にはつとまらない
なので、それをしながら会社の業務を盛り上げ
平成の坊ちゃんにつなげる
なんでこの会社を紹介されたのか
けして良くない条件だったのに、ただのパートだったのに、やっていけるわけないのに、なぜ私が受けたのか
その意味を作ってやろうじゃないか
ビンボーのドンゾコで何言ってんだか
でもさ、いいじゃん
時給の高い派遣を転々とするより、ビンボーをなんとかやり過ごして現状をかえていくぜ
もうかる会社にしようじゃないの
大雪の中、山を登ってきた若よ
覚悟しなさい
電話で言うのはどうかと思って…
ほんの少しですが、誠意と言うのもおこがましいですが……
と
こんなオバハンだが
このオバハンは働くぜ
ええ、がんばりましよう
ロックなババアになってやる!