朝晩の気温差が大きくなってくると、身体を温めたり、冷やしたりする自律神経の働きが大きくなり、それによって身体が疲れやすくなります。
特に、今年の北海道は夏が猛暑だったこともあり、寒暖差にうまく適応できず、体調を崩している方が非常に多いです。
自律神経をうまく働かせるためには、まず冷暖房を使いすぎないことが大切です。
夏であれば、冷房で部屋の温度をどんどん下げるのではなく、汗をかいたりして、自分自身で体温調節を取れるようにすることが大切です。
また冬であれば、暖房の温度をどんどん上げるのではく、腹巻やレッグウォーマーで身体を冷やさないようにしたり、白湯を飲んで身体を温めて、自分の力で身体を温めることが大切です。
しかし北海道の方は、冬は部屋の温度を高くしてアイスを食べる方が多いので、全く逆の状態になっていることがあります。
これを繰り返していると、うまく自律神経が働かなくなって、冷えやすく、疲れやすい身体になってしまいます。
【寒暖差疲労を改善するための方法】
1、お風呂に浸かって汗をかく
汗をかいて代謝を上げる。身体を温めることで副交感神経が優位になり、リラックス
した状態で眠ることができる。
首まで、しっかり浸かるようにしましょう。
2、首を冷やさないようにする
首には自律神経がたくさん通っています。寝る時は、ネックウォーマーやタオルを巻いて寝るのがおすすめです。
また、普段から首を冷やさないように気をつけましょう。
3、お灸をする
お灸をすることで、副交感神経が働きやすくなります。また、内臓を温める効果もあるので、自分の力で身体を温める力がついていきます。
【おすすめのツボ】
①身柱(しんちゅう)
第3・4胸椎棘突起間。
肩甲骨と肩甲骨の間で、一番凹んでいるところに貼りましょう。
お風呂に入る時に、このツボをシャワーでよく温めるのも効果的ですよ。
自律神経の働きを整えて、身体をリラックスさせるツボ。
②中かん
お臍から指幅4本分上。押すと痛みがあるところ。
胃腸の働きを整えて、身体を温めやすくするツボ。
③命門(めいもん)
第2・3腰椎棘突起間。
お臍の裏。
腎臓の働きを高めて、身体を元気にしてくれるツボ。婦人科疾患、泌尿器疾患、消化器疾患にも効果的です。
これから、気温も下がり厳しい冬がやってきます。自律神経の働きを整えて、冬の寒さを上手に乗り越えていきましょう。
灸PLUSのイメージムービーです。
鍼灸治療に興味がある方は、ぜひご覧になってみてください。
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