もうひとつの誕生日おめでとう | きゅぴまるの南国,白血病ライフ

きゅぴまるの南国,白血病ライフ

沖縄での生活を,これまでの闘病生活や白血病になる前の生活も振り返りつつ,綴ります。

 

親愛なるドナーさんへ

 

今日で1歳になりました。

あなたの骨髄をいただいた記念の日です。

数日前から抗がん剤を投与して

自分の骨髄とお別れをして新しい骨髄を待ちました。

 

 

点滴袋にパンパンに入った骨髄を見て

涙が溢れました。

あなたはどれほど針を刺されたのでしょう。

麻酔が切れた後は痛かったでしょう。

ありがとう。

ありがとう。

ありがとう。

わたしは先生たちに見守られながら

5時間かけて骨髄を点滴しました。

 

あれから1年,

あなたがくれた骨髄は

一生懸命働いてくれて,

わたしはそれを無駄にしないように

1日1日を大切に過ごしました。

 

わたしたちは

いつかどこかですれ違うかもしれません。

もしかしたら友だちの友だちの友だちかもしれません。

同じ飛行機に乗って

隣の席になるかもしれません。

でもわたしはあなたがわからないし

あなたもわたしと気づきません。

それでもわたしはずっとあなたに感謝します。

たくさんの犠牲を払ってくれたことに,

元気な骨髄を分けてくれたことに,

バンクに登録してくれたことに

心から感謝します。

あなたの幸せを願い

あなたが毎日笑顔で過ごせるように祈ります。

 

心からの感謝と愛を込めて。