4年前の9月22日。


【白血病末期、余命1ヶ月です】


祖父が宣告された日。




なんか最近、ジイさん変な呼吸するよね?

なんか最近、ジイさん顔色悪いよね?

なんか最近、ジイさん内出血増えてナイ?

なんか最近、ジイさん食べないよね?



異変には気付いていた…。

でもさ、認知症がひどい上に頑固ジジイ、さらに暴力までふるってくる厄介ジジイ…

誰が病院連れていくねん?こんなん入院されたら絶対家族付き添いさせられるで(T0T)

家族がブッ倒れるわDASH!


当の本人は

「病院には行かんDASH!
の一点張り。


じゃ~ギリギリまで家で様子みとこ。



認知症のジイさんもさすがにしんどかったのか、

「救急車呼んでくれDASH!


と言うてきたので
やっと病院へ…。


採血の結果
異常な値を叩き出した。

苦痛を伴う検査でも大人しく受けてくれたジイさん。


(実は私、裏で「ジイさん、この検査終わったらコーヒー飲めるで~」と、つっていた…悪いヤツ笑)


なんとなく悪い予感はしていたが、予感は的中。


白血病て…(T0T)


さ、これからどうするよ?
認知症がネックなジイさんの
治療について…
告知について…




その数年前、網膜剥離で緊急手術をしなければいけなくなったジイさん、

術後安静が守れず

家族呼び出され、24時間付き添いを強いられた

かとおもいきや

再出血をおこし、

再手術。

その後も安静守れず…

強制退院させられた経歴の持ち主(;^_^A


抗がん剤などの治療を受ける為の理解力や体力はもぅジイさんにはなく、

輸血などの対照療法しか出来ない状況だった…



その対照療法…
輸血中、ジイさんは
「おい!なんや?トマトジュースぶらさげて。危ないぞ!」

…血や!血っ。

「なんで血なんか入れるんや。」

…ジイさん貧血やねん

「ワシ貧血なんかなった事ナイぞ。」

…血の病気で貧血なってしまってるねん
白血病なんやで。

「誰がや?」

…あんたや。

「えーーー?」

ιι(+_+)



「おい!〇〇(娘の名前)」

…〇〇ちゃう。△△(孫)や。

「そんな事はどうでもいい、コレなんや?」

…血や。

「何で血なんか入れるんや」

…ジイさん貧血やねん

「ワシは貧血なんかなった事ナイぞ」

…だから白血病やゆーてるやろぅー

「誰がや!」

…あんたや。

「えーーー!」



何十回、何百回この会話をしただろうか(;^_^A


入院してから2週間弱であの世に逝っちゃったけど…



この4年間…ジイさんを忘れた事はナイよ。

いつも
「あの認知症はひどかったなー(笑)」
って話題に出てくるよ(笑)


私の名前を付けてくれたジイさん。

色んな人の名付け親してたよね。

認知症になる前はちょっぴり有名なジイさんだったらしい(*´艸`)


私の両親の名前が不釣り合いだから、娘が両親を支えて柱になるように強い名前にした!

そんな由来の私の名前。

名前の通り?気の強いオンナで、未だもらい手がありませんよ(笑)

どうにかしてください。




もっと涙ぐましい結末にしたかったのに…
方向がズレたな(;^_^A

ま、いいや。



忘れられない
9月22日のお話。



おわり。


やべっあせるはよ寝よあせるあせる