何故かこの時期に帰省することになった我が家。
自宅から私の実家までは、高速道路を使って4~5時間はかかります。
車に乗っている道中、ずっと気分が重くて。
実家についてからも、滞在している間も、自然な笑顔を作ることができませんでした。
そして、滞在中ずっとしんどさが抜けなくて、こたつに潜ってじっとしているのが精いっぱいでした。
何とか両親と一緒に食事に出かけても、温泉に入っても、気分が晴れることがありませんでした。
そのうえ、滞在中の食事の準備やら後片付けやら、殆ど手伝うこともしないダメ娘です。
帰省の度に年老いていくのが目に見えて分かる両親。
それなのに、心のわだかまりが全く解けなくて、いつまでもいつまでも思春期の子どもの用に親を遠ざけようとしている私。
大人げないのは分かっているけれど、どうしても大人になりきれませんでした。
子どもたちは両親にとても懐いているので、実家を離れるときにいつも涙を流します。
サヨナラをするのが寂しいそうです。
寂しがる子供たちの姿を見ると、私の胸もジーンとするのですが、それは子どもに対する感情であって、決して親に対する感情でないことだけは確かです。
情けないけれど、これが素直な感想です。
自宅に戻ってきた後も、ずっと気分は重いです。
多分顔の表情は、実家にいるときよりもマシなのでしょう。
だけど、気分は重いままです。
いつになったら「おとな」になれるのでしょうか。
いつになったら、私のインナーチャイルドは癒されるのでしょうか。
自分で乗り越えるしかない壁であることは分かっているのですが、今の私には頂上も見えないくらいとてつもなく高い壁です。