妊娠・出産って奇跡。
私は双子を妊娠する前に2回、流産しています。
「子どもは親を選んで生まれてくる」って言う人もいる。
最初の2回の妊娠で私に宿った小さい命は、私を選んでくれなかったんだって、自暴自棄になったこともあった。
それ以前に、妊娠を望んでいるのになかなか妊娠出来ない自分を、欠陥人間なんだって虐げた時期もあった。
双子を妊娠したとき、前に流産した2つの命が私のもとに帰って来てくれたんだって、そう思った事もあった。
でも違う。
この世に誕生させてあげられなかったふたつの命と、誕生したふたつの命。
どれも大切な私たちの子ども。
今は4人の母でいいんだって思えるようになった。
妊娠初期はトラブル続きだったけれど、ありがたいくらい順調な妊娠経過。
そして臨月での出産。
2人とも元気に生まれ、そして今も元気に成長してる。
先日放映されたドラマ「ギネ」を観て、双子の出産が大変である事を改めて感じた。
我が子たちは二卵性なので、一卵性の双子ちゃんに比べたらリスクは低かったけれど、無事に産まれてくれた事がとてもありがたい。
全てが奇跡。
そう思うと、今私がここにいる事、生きている事、それも奇跡。
過去に私の命を疎ましく思った実父の事は許せないけれど、今こうして生きていられることに感謝しなくちゃいけないんだよね。
子どもの命、家族の命はもちろんのこと、自分の命も大切にしなくちゃ。
辛いこともたくさんある。
浮上できない日が続いている。
でもでも、命は大切にしたい。
子どもたちにもそれを伝えたい。
子どもたちに知ってもらいたい。
それが今の私の使命なのかも。
きこきこ