どんなに考えたって解消されることのない、醜い私の心の中。
嫉妬の相手は、こともあろうか我が子たち。
子どもたちの笑顔、喜ぶ姿、手を繋いで歩く3人の後ろ姿を見れば見るほど、私の心の中はフクザツな気持ちで溢れかえる。
源家族での家族旅行の記憶が全くない私。
家族揃って近場の買い物などの記憶も、どんなに思い出そうとしても何ひとつ出てこない。
当たり前だよね。
現実的に、そんな事実はいちどもなかった。
それを不幸だと感じたことはない…と言えば嘘になる。
だからこそ、私の歪んだ愛情は別として、家族に愛されている我が子たちを羨ましく思う気持ちとともに、「どうして私だけ…」って、悲劇のヒロインと化した私の気持ちを解消する事が出来ない。
………情けない。
大人気ない。
親としては失格だよね。
1日も早く忘れたい

きこきこ