順不同ですが、思い出した事をその順番に書き出してみます。
読み辛いとは思いますが、ご了承お願いします。
双子の出産は、私が一種の燃え尽き症候群(バーンアウト)に陥ったひとつの原因かもしれない。
私は、双子を出産するまでに2回流産した。
全て不妊治療中の出来事である。
どうして私は妊娠出来ないのだろう。
そして、どうして妊娠しても出産出来ないんだろう。
3回目に双子を妊娠した時も、正直喜びに浸る余裕はなかった。
常に「流産」の危機、それを乗り越えたら「早産」の危機を考えずには居られない。
無事に生まれるその日まで、毎日不安に押しつぶされそうだった。
産後は、やっと生まれた事に安堵し、これから始まる地獄のような日々を考える余裕がなかったんだろう。
ここで一回バーンアウトしたのだと思う。
妊娠するまでは、「犬なんて飼ってないで、さっさと子どもでも作れ」と陰口を言われ、妊娠したらしたで「双子なんだから、せめてひとりは男じゃないと…」と言われ、はちきれんばかりのお腹を抱えた私を「ウチの横綱」と笑い話のネタにする。
性別が分かるまではそんなプレッシャーと戦い、その後は「男の子を先に産まなきゃ」っていう、長男第一主義者(義父)との、無言のバトルに燃えていた。
先に男の子がお腹から取り出された事で、私の役目は終わったかのように言っているのを、偶然聞いてしまって落ち込んだ。
いつも夫が支えてくれたから乗り越えられたのであって、夫が義父に加担していたら私の居場所はなくなっていたはずだ。
きこきこ