私がうつ病と診断されたのは現病歴で2回目。
前から私のブログを読んで下さっている方はご存知かもしれませんが、覚え書きのつもりで一応・・・
1度目は、「反応性鬱」というものだった。
明らかな原因・理由があり、原因が取り除かれたら回復すると言われた。
まさにその通りだった。
診断されて2か月ほどでほぼ回復した。
回復する過程において、今の夫の存在なくしては語れない。
とにかくその時は、夫のおかげもあって薬を必要としなくなったのだ。
そして2度目の今回、既に発症してから4年近く経過しただろうか・・・
最初は、産後うつだと思っていた。(それにしては発症が遅すぎると思ったけど…)
だけどそれだけではない何かが私の中に潜んでいた。
私の精神力の弱さ然り、私を取り巻く環境然り。
そして、私がAC(アダルトチルドレン)であったことも大きく関与していると思われる。
私は、夫と結婚するのと同時に2世帯住宅で生活することになった。
夫と結婚さえできれば、夫と一緒に住むことができるのであれば、「住む場所」なんて然程大きく影響するものではないと思っていた。
そこが落とし穴だった。
仮面を被った義家族は、みんな「イイヒト」だった。
それが徐々に私に牙を剥く。
義母は初めて会った日、ちょっと怖いかも…という第一印象を持った。
会う回数が増えるに連れて、子ども(夫と義妹)に対する過干渉と完璧主義が目につくようになる。
私が夫の家(二世帯住宅の2階部分=私の今の住まい)を訪れると、部屋は完璧に掃除されていて、ポットにはお湯が準備され、テーブルにはお菓子。
冷蔵庫にはアルコールはじめ、様々な飲み物が準備されていた。
もちろんキレイなタオルも準備されていた。
ここは旅館ですか?と思うほど。
それに対して夫は何の抵抗もないらしい…
なんとも不可解な光景だった。
そして、私よりも年上の義妹の部屋を「普通」に掃除機をかける義母。
私は親に自分の部屋に入って欲しくなくて、掃除もしてもらった記憶はない。
残念ながら私の頭の中では、今でも理解できない事だ。
そして義父。
私が夫の住まいを訪れているのが分かると、出掛けそうな時間に玄関の外で待っている。
出先から戻る時も、時間を見計らって待っている。
だから家を出る時・入る時、必ずご挨拶をする事になる。
挨拶がイヤな訳ではない。
待ち伏せされているみたい。
そして、カメラを手にしている・・・
・・・・・・正直、気味が悪かった。
冬に雪道の高速を飛ばして夫に会いに行った時、朝起きて外に出たら、私の車を洗車している義父の姿があった。
確かに汚いと思うよ。
吹雪の中走ってきたのだから。
だけど・・・・
他人の私の車を朝からせっせと洗っているなんて。
車の中に置いてある色々な物、全て見ているじゃない。
この人はどこか変わっているって思った。
しかし夫曰わく
「災害で全壊した家を再建して、仕事も定年退職したばかりだから、暇なんちゃう?ええやん、害ないし」
そんなもんかと思い、夫のことばを鵜呑みにした私が浅はかだったことは、結婚してから思い知らされる事になる。
思い出したら鳥肌が立つくらい気味が悪い。
この家族全て。
でも、家族機能不全の家庭で育った私には、それが一般家庭では普通の事なのかと思っていた。
気味が悪いと思う私がおかしいのかと思っていた。
きこきこ