夫が仕事から帰宅し、階下がちょうど夕食時だと分かっている時間に、夫は敢えて階下へ話し合いの場を求めに行った。
今日は義妹も休日だったらしく、義家族全員が揃ったところで、「家族会議」が始まった。
以前医師との家族面談の際、私の病名ははっきり伝えられる事はなかった。
強いて言うならば「反応性うつ状態」という伝え方をしてくれた。
夫が階下へ行って30分以上。
ソワソワドキドキ落ち着かない時間が続いた。
そして夫が帰宅。
顔を見た瞬間に泣きそうになった。
夫によると話し合いは、終始落ち着いて進んだらしい。
様々異論はあったけれども、夫は私のために3つ約束を取り付けてくれた。
・閉じた扉は壁とみなし、開閉しない事(ドアを解放して、二階に上がって来ない事)
・お互いに用事がある時は、まずは電話で連絡する事
・子どもたちの往来は、玄関を使う事
細かい事を言い出したらキリがない。
不測の事態が起こったときは、その都度私の精神状態に合わせて対処してくれることになった。
義父母、特に義母は異論を唱えたらしい。
子どもたちが往来する際に、家の外に出ることについて。
幼児である2人は、道路に向かって飛び出しはしないか、子どもたちくらいは、内扉を利用させたらどうか、外遊び用の玩具や、寒いときの上着、それもわざわざ電話連絡するのか?…と。
病については、自律神経を患い、音に敏感になり、常に過緊張の状態で生活している、と伝えてくれたそうだ。
夫は、とにかく私を安心させたい、音に怯えて送る生活から脱却させたいから、細かい事は後回しにして、上の3つの約束をしてほしい。
と、頭を下げてくれたそうだ。
私がどんどん太ってしまって見た目が、出会った日から今日まで随分変化したのに、与えてくれる情?愛情?は全く変わって居なかった。
ありがとう。
ありがとう。
階下に遠慮や、事細かな報告などする事なく、自分ペースの生活が送れる日が来るだろうか。
私の持っている「罪悪感」は、消し去る事が出来るだろうか。
今日は新たな出発の日となりそうです。
きこきこ