ACに陥る過程〜その5 | 今日も元気におきらくごくらく~ACとうつからの脱出~

今日も元気におきらくごくらく~ACとうつからの脱出~

幼い頃の辛い記憶&心の闇・うつ病と闘っています。
我が子たちに心配されない母になれるかな?

私は、幼い頃から父に褒められた事がない。

スキンシップの記憶もない。

添い寝すらなかったそうだ(実母談)。

私自身の一番小さい頃の記憶は3歳くらい。

その頃は既に夜は兄と2人で寝ていた。

小学一年生で自室を与えられ、それからはずっとひとりで眠った。

自転車のコマを外す練習も、初めての海水浴も、学校行事にも、そこに父の姿はなかった。

保育園で一所懸命作った製作も、お絵かきも、学校のテストで100点取った解答用紙も、見たところで、頭を撫でたり褒めて貰った記憶さえない事に、最近気付いた。

当時は何処の家庭も父親の存在なんてそんなものだと思っていた。

近所の商店で、同級生の親子が手を繋いで歩いている姿を目撃するまでは。


小学校入学直前に、足を7針縫う大怪我をした。

それも、父が単身赴任先から戻っていた日曜日に…

母は動転しながらも、泣き叫ぶ私を慰めてくれた。

兄も心配して、私を看病してくれた。

でも、父だけは違った。

怪我をした事実だけを淡々と非難し、なぜそんな怪我をしたのか…とやはり怒鳴られた。

お前の不注意だ!と怒られた。

確かにそうだけど…そんな時くらい、少しはいたわってくれてもいいのに。

そんな思いが今でも拭えない。



こんな事を書いてはみたものの、私は今更父親とスキンシップを取りたいとは全く思わない。

申し訳ないが、むしろ気持ち悪い。

もし万が一、過去に受けた仕打ち(少なくとも私はそう思っている)について謝罪されたところで、到底許すつもりはない。

そんな上辺の言葉では、私の凍りついた心は簡単に溶けない。



きこきこ