世界的に、太陽電池ビジネスが岐路に立っているようです。
あれほど盛り上がった太陽電池ビジネス、
中国でもはや虫の息に
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/35512
欧州債務危機が中国(やその他の国)の太陽電池ビジネスに深刻な影響を与えているという記事です。
欧州のドイツ・スペインなど太陽電池で先行している国々が、欧州危機により補助金を削減しているのがかなり影響しているようです。
逆に言えば、補助金なしでは事業が成り立たないほど、太陽光発電が脆弱である証拠でしょう。
一般に自然エネルギーは全体の総量自体は多いのですが、エネルギー密度が低く、それによる発電はどうしても効率が悪くなるという特徴があります。(太陽光然り、風力然り)
電力貯蔵システムの発展でもない限り、近未来においてマスを期待しない方が良いでしょう。
(水力は除く。ただし、新しい適地は少ない為、現在より大幅に増やすことはできない)
今、日本は周回遅れで太陽電池推進をやろうとしていますが、おそらく失敗に終わるでしょう。
すでに【サンシャイン計画】という前例がありますし。
(技術開発的に無駄だったとまでは言いませんが)
(ウィキペディア-サンシャイン計画)
特に大規模太陽発電は対して益なく終わるのではないかと予想しています。
(まあ、ペイするかはいつまで補助金がでるかによりますが)
某S社長が補助金にこだわるのも、補助金がでないならまず利益が出ない、というか損失がでるのが見えているからでしょう。
現状、使えない技術については研究自体に投資すべきで、補助金を出してまで普及させるやり方は結局うまくいかない(あまり良い結果がでない)のではないかと思います。
人間には物理法則をねじ曲げる事は不可能です。