各種電源の特徴について、簡単にまとめておく。




火力  石油・石炭・天然ガスがある。

     比較的コスト低だが、燃料費に左右される。

     安定した出力

     大規模な方が効率が良い。

     小型のもの、特にガスタービン発電は負荷追従性が良く、

     需要変動対応に使われる。

     地球温暖化問題が懸念材料の一つ。


水力  一般的な水力発電と、電力貯蔵を目的とした揚水発電がある。

     比較的コスト低

     安定した出力

     水量に左右される。

     建設地に制限があり、すでに適地は少ない。


原子力 コスト低(ただし、将来はコスト高になる可能性有り)

     安定して大出力が得られる。

     燃料のウランは海外依存

     事故時の被害範囲が大きい

     廃棄物の問題がある    

     住民の反対等、建設のハードルは高い。


太陽光 コスト高
     出力が不安定
     夜間・悪天候では発電不能
     規模を大きくしても、効率は良くならず、大規模な発電には不向き
     分散配置に適する。


太陽熱 コスト高・低効率
     出力が不安定
     天候に左右される
     広い場所が必要であり、低緯度の乾燥地帯が適地


風力  コスト高
     出力が不安定
     騒音・景観への悪影響
     適地の少なさ 一定の風が吹く地域が日本には少ない
     台風などによる破損の多発

地熱  コスト高
     適地の少なさ
     景観への悪影響 温泉への悪影響の懸念
     公害への対策が必要(硫化水素やヒ素等)


潮力  コスト高
     実験室レベルに留まっている
     環境への悪影響


藻・光合成 現状、実験室レベル