降りてくる途中で、登ってくる人が「ここで
どれくらいですか?」と聞いてきたので、
「ここだと・・・4分の1くらい♪」と答えたら、
工エエェェ(´д`)ェェエエ工工 って泣きそうになってた。
そりゃそうだ。きっと「もうすぐですよ」とか
聞きたかったに違いない。でも全然まだだったんだもん。

登り降りの見知らぬ人同士がお互いを励ましあって、
「おはようございます」とか「こんにちは~」とか
言い合うのは、中々新鮮な気分だった。関東での
巡礼で、それはさすがに無かった事だったから。

上醍醐からやっと女人堂まで降りてきた。

左:女人堂前  右:三宝院前の紅葉

これから、三宝院と霊宝館を拝観する。
すでにこの時点で2時過ぎていたので、その後の予定の
日野薬師は行かないことにした。2週間後には
地下鉄東西線が醍醐から六地蔵まで延びるそうなので、
日野薬師にも行きやすくなるはずだ。また今度。
三宝院はお庭で有名。昔の庭園は、巨大な石と池と苔の
配置で、バックの木々との調和が非常に美しい。
是非写真に収めたいところだが、撮影禁止だった。
角ごとに見張りがいるので、隠し撮りも出来なかった。w
本当にキレイなお庭で、縁側に座ってずっと眺めていても
飽きないだろうと思われた。一周して、霊宝館へ移動。
仏像がたくさんおられた。上醍醐にいるはずの
薬師三尊もここにいらっしゃった。前にお目にかかったのは
東京に出張なさってた時ですねぇ・・・お久しぶりです。
丈六の坐像で、たっぷりとした体躯で頼もしい。
その頼もしさは、霊験あらたかな、仏像らしい感じで
いいなぁと思った。他にも十一面観音さんや、お不動さんが
いらっしゃったはずだが、もう1ヶ月ほど前になって
しまったので、記憶が薄れている。私がたっぷりと拝観して
いる間に、友達は大きな枝垂桜の見える窓の前のソファーで
くつろいでいた。桜が咲いた時期にはさぞかし、いい眺め
だっただろうと思われる。そこは意外と人が来ないベスト
ビューらしい。今度は桜も見てみたいと思った。

醍醐寺の境内でおまんじゅうを食べて、喫茶店で
コーヒーを飲んで少し休む。そろそろ京都駅へ戻って
新幹線の時間を決めなくちゃ。やっぱり私が帰るところは
東京なんだもん・・・京都へはまたね。
とても美味しかった
新幹線の中で食べた駅弁「21世紀出陣弁当」 (゚д゚)ウマー