白山神社を後にして、左手に日本海を見ながら
まるで「鉄○ダッシュ」のように海沿いの道を走ります。
日本海側には風力発電の大きな風車がいくつも
見られました。さて次の目的地は明静院というところ。
私は耳にした事が無いお寺さんだったのですが、驚くことに
ここには国宝の仏像が・・・(; ̄□ ̄)!! いた。
それが↓↓こちら。画像サイズ、大きくしてみた♪

新潟県内で最初の国宝指定という大日如来坐像で、
大変大きく立派です。カヤの一木造り、平安時代後期の作で
像高は約117cmということですが、実際はもっと大きく
感じます。丸く幼いほどかわいらしいお顔や、細くくびれた
ウエストは、なんとなく女性らしい優しさが漂います。
智拳印(ちけんいん)好きな私には、とっても魅力的♪
運慶作の響いてくるような強さとは違う魅力を感じます。
膝までの長さが長く、厚さが薄いのも女性的に感じる理由
かもしれないですね。かなり目がぱっちりと大きくて
切れ長で、女優の田畑智子サンに似ています。w
元は金箔を貼ってあったらしいですが、すっかりきれいに
取れてしまっていて、まるで漆塗りの像の様です。
実際に真近で見ると、この画像よりももっと黒く見えます。
(虫に喰われないようにという配慮で、網戸越しにしか
お会いできないので、そのせいかもしれないけど。)
衣の皺は浅く、体にそっと張り付くように薄く軽いです。
この蓮華坐もさっぱりしていながらも、花びらがくるりと
返っていて、結構私の好みでした。(新しいものになると、
蓮華坐がコテコテになっていくのであまり好きじゃないん
ですわ。)両脇侍は、増長天と多聞天ですが、
ほとんど記憶なし。すまん>二天像

この辺りは、神話がベースになっていて、神社とお寺が
くっついたそのまま現在に至っているケースが多いようです。
(どこに行っても、神話ベースな話を聞きました。)
この堂内にも、お稲荷さん(上杉謙信が信仰していたらしい)
の狐、他にも仏像、神像がたくさん並んでいらっしゃいます。
本来の日本の宗教のあり方だったのかもね、と思った
ハードな日帰りツアーでありました。(走行距離は850キロ)