仏像の蓮華坐は、8枚の花びらで1周し、それが幾重にも
重なっているわけですが、今私が作っているのは、
彫り出すタイプ。よくお寺さんで見るのは、貼り付けるタイプが
多いと思います。
彫り出すタイプの長所は、彫り出すわけですから、
花びらの幅を考えずに8等分するだけで、きれいに1周
できますが、短所はどうしても木目の向きが変わるので、
きれいに仕上がらないという点です。
どんなに研いだ彫刻刀でも、どうしても小口
(木目の詰まったところ)は白っぽくなってしまい、
つやのある仕上がりにはなりません。

先生にそれは仕方ないから・・・と言われましたが、
納得いかん(`・ω・´) と思う私でした。

※貼り付けるタイプの蓮華坐の方が大変だということは
言うまでもありません・・・。