昨日23日は、実母の三回忌の法要を執り行いました
上野の菩提寺に親族が集まり、お焼香をして、お坊さんの説法を拝聴して...
いつもならしっかり説法を聴いて反芻してしまうくらいなのに、
今回は全く頭に入って来ずで、ちょっともったいなかったです
兄が用意した会食の席は銀座三笠会館
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アレルギー持ちのチビ王子には特別メニュー
チビ王子のサラダ、彩りがとても綺麗
マグロのタルタル仕立て、上品です
フォアグラのテリーヌ...普段はいただかないですね
南瓜のスープ、見た目よりもあっさりスッキリなお味でした
チビ王子の黄金のコンソメスープ、キラキラ輝くスープです
ヒラメとアワビ...一度に食すことの出来る幸せ
チビ王子は仔牛のフィレ、私達は国産牛のフィレ...柔らかくて美味しゅうございました
フルーツ・ソルベ・プティフール盛り合せ、チビ王子のプレートはフルーツでいっぱいでした
締めはコーヒー、小さい王子ふたりには、紅茶を持ってきてもらいました
献杯の音頭は、従兄のTさんにお願いしました
Tさんは母との思い出を語り始めました...
◯◯伯母さんはすごく美人で、綺麗な人だなぁと子供心に思っていました
若い頃は婦人画法の表紙を飾ったと父から聞いています
◯◯伯母さんはいつも笑顔で、明るくて優しくて...
母との思い出を、いくつもいくつも語ってくれて、
遺影の母がちょっと照れて笑っているように見えたりして、
Tさんの中には美人のまんまの母が住んでるんだなぁって、
良かったなぁって、私はそんな風に感じました
母の最期を思い出すと、私は辛くなります
Tさんがお話しして下さった通り、母は本当に明るくて、いつも笑顔で、
誰に対しても優しさを忘れない人でした
反抗期だった頃の私は、いつも笑顔の母が疎ましくて、
なんでそんなにいつも笑っていられるのかって、
自分のイライラを母にぶつけたりすることもありました
いつも笑顔でみんなに優しかった母...でも最期は笑顔ではありませんでした
病魔が母の笑顔を奪い取ってしまったから、もちろん私の声なんて届くはずもなくて、
いつも光の中でキラキラ笑っていた母なのに、
苦しんで苦しんで、どうしてあげることも出来なくて、とっても寂しい最期でした
私に、笑顔のパワーを教えてくれたのは、たぶん母なんだと思います
いろんな場所で、いろんな笑顔に支えられて、
もしかしたら自分も誰かを支えているんじゃないかっていう前向きな気持ちが芽生えて、
笑うこと、笑顔って大切だなぁって、いつの間にか身についてしまったのかもしれません
美味しい食事でお腹が満たされるように、
誰かの笑顔で誰かの心が満たされること、
笑顔は心の栄養ですね
母は笑顔の人でした...もう写真でしか会えないけれど、私はたぶん、母の笑顔が大好きです