あしたまでは、いいお天気だ。
明後日まで持ちそうだが、そのあとは、一気に冷える。
あしたの「歌の会」は、傘は要らない。
今年は、「一気」が好きなのだろう。
週末からの一気は、激しいようだ。
夏から、一気に冬へ。
秋が影を潜めている。
表題の夏温度、冬温度。
夏温度は、稲も育つ18℃以上である。
お芋も、この温度から、伸び始める。
稲の苗木は、刺したときには低くて伸びない。
でも、最低気温が18℃を超える6月には、ぐんぐんと伸び始める。
お芋とて、同じである。
夏の生き物たちが、元気になる温度、それが夏温度である。
魚たちも、これくらいの温度で、躍動する。
躍動する前の産卵は、本当はキツイのであろう。
孵化する頃の夏温度で、稚魚たちも成長できる。
そんなことを見越して、産卵するのかも知れない。
最低気温が18℃を超えると、夏の生き物たちは、元気である。
6月から10月までは、すこぶる元気である。
稲の刈り取りも、9月ごろ。
魚たちも、この時期に、乱舞する。
そして冬温度。
これはいろいろと説があるけれど、生き物を中心に考えると、12℃であろう。
12℃以下では、夏の生き物たちは、元気ではない。
元気どころか、沈黙し始める。
夏の生き物たちは、12℃以下では動かない。
これが冬籠りである。
哺乳類の熊も冬眠するが、この12℃あたりから動きが鈍くなる。
動かぬカラダにムチ打つことなく、この時期は休むのである。
生き物世界が沈黙する温度、それが冬温度で、12℃くらいである。
これ以下では、動きにくいので、隠れ場所で、じっとしている。
食べ物が落ちてくれば、食いつくが、活発ではない。
冬籠りの生き物たちが現れる季節、冬。
いわゆる沈黙の世界である。
何も起こらない。
無理やり動いてもらうには、工夫が要るのである。
そんな季節に、今年も入った。
生き物世界が動き出す、15℃のときまで、わたしたちも我慢なのであろう。
15℃は、どうにか動ける温度。
稲の苗も、どうにか持ちこたえる。
お芋の苗も、どうにか持つ。
魚たちも、巣離れする。
そして、夏温度になるのを待つのである。
夏温度に冬温度。
生き物世界は、基本的には夏に動き出すのであろう。
いろんな生き物でうるさいが、18℃以上が、隆盛の夏なのだ。
夏は、生き物世界が躍動する季節である。
冬は、なるべく、じっとしている方が良さそうだ。
無理をすると、怪我をしそうである。
わたしは、なるべく、沈黙したい。