大船にも田園都市計画
東海道線と横須賀線が分岐する交通利便の良さや温暖な気候、地価の安さなどの条件が揃う大船で『田園都市計画』が持ち上がったこともあったらしい。「大船駅」の東口前、約10万坪の土地を対象とし、1922（大正11）年3月頃から
「大船田園都市株式会社」により工事が開始。
図は計画地の鳥瞰図で、
中心に「夕日のヶ丘」と名付けられた広場があり
駅前まで街区が碁盤目状に区画されている。
同年11月から第一期が売り出され、当初は順調な売れ行きを見せたものの関東大震災」と
「昭和恐慌」の影響を受け
翌年「大船田園都市株式会社」は倒産。
田園都市事業は頓挫。
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