恒例のコーナーですが、今日はいつもと違う感じ。
訃報ですので。
オークランド・レイダースの名物オーナー、アル・デービス氏が現地時間で8日、亡くなりました。
享年82歳。
今のNFLになる前、AFLとNFLに分れてたころに若くしてチームのオーナーとなり名を馳せた方。
いわば今のNFLの発展を文字通り支えて来た功労者ですね。
ただ、オーナー会の投票で「賛成◯票、棄権1票」という結果だった場合は高確率でデービス氏がその1票を投じていたと言われるくらい反骨精神旺盛。
とにかくビッグプレーが大好き・・・ロングパスでドンと攻めるパターンを好んだとか。
なので、それが出来るスピードや強肩を有する選手を取る傾向があったようです。
本来こうしたチーム作りはヘッドコーチに委ねるんですが、デービス氏は結構口出ししてたようで。
それがチーム作りにモロに影響することも多々。
恐らくはそうした介入が元となって、ヘッドコーチ解任とかも多かったです。
そういう意味で2002年シーズンは象徴的でした。
レイダースは(多分)デービスオーナーお好みのパスでドンドン攻めるチーム作りが功を奏し、スーパーボウルに進出。
しかしそのスーパーボウルではタンパベイ・バッカニアーズに48-21と大敗。
この時のヘッドコーチは何と、前年まで好成績を収めながらも突然レイダースを追われたジョン・グルーデン氏でした。
こうした経緯があったので、この年のスーパーボウルはメディアでは「グルーデン・ボウル」と書き立てられました。
この後はチーム成績も低迷。
スーパーボウルどころか地区優勝にすら手が届かないシーズンが続いてます。
彼に対して批判もずいぶん出ました。
ただ、多くの批判の中でもそのスタンスが揺らぐことはなかったのはスゴイです。
そんな彼ですが、NFLの発展には物凄く熱心だったようです。
今年労使協定でもめましたが、2006年でも協定見直しがあり、やはり協議が難航。
そんな中、デービス氏がオーナー側と選手側の仲介役として奔走し、シーズン消滅の危機を救ったそうです。
代償としてチーム強化に失敗、その年のレイダースはわずか2勝止まりと思いっきり低迷しましたが。
彼がオーナ-になってから、チームの試合を観に行かなかったのは何でも3回だけとか。
オーナーになったとき33歳だったそうなので、82歳まで・・・49年で欠席3回だけ!?
それだけでも脱帽です。
昨年からチーム力も向上して勝てるようになって、光明が見えてきたから観にいくのも楽しみだったんじゃないかなあ。
その矢先の訃報。
ご冥福を祈ります。
そして今シーズン、レイダースの奮起を期待します。