Cさんがいた。
場所は明確には判らない(思い出せない)が、街のどまん中。
ビルが立ち並ぶ道路沿いを並んで歩いてた。
「舞台出てみて、どう?」突然Cさんに聞かれた。
私はすこし考えてから
「ようやく役者やるの楽しいなと思いましたよ」
「そうか」Cさんはぽつりと言った。
顔は見えなかったけど、何だか笑ってる気がした。
交差点を曲がったら、いきなり洪水になった。
気づけば3階くらいまで水に浸かってる。
それをなぜか上から見てた。
何かのスペクタクル映画の映像みたいに、俯瞰した形。
街並みはどう見ても盛岡じゃない。もっと都会・・・多分、ニューヨーク?
どういう会話をしたかよく憶えてない。
ただ、私はひたすら「どうすんですか?」みたいに聞いてた気がする。
そしてCさんは「うわあ~すごーい」とかいう感じで面白がってたような。
そのうちやっと逃げようって話にまとめて、近くのビルの屋上へ駆け込んだ。
明らかに何もない空中から駆け込んだ。
(この辺りからCさんが一緒にいたか定かでない…いなくなって逃げようとしたのかも知れない)
中に入ってみると、なぜかそこにはDくんが。
「こっち駄目っすよ~」となぜか突然話しだす。
私は様子を見に奥へ行く。
* * * * * *
ここで目が覚めた。
ホントはもっと長かったと思うんだけど、起きたらほとんど忘れた。
あちこち巡ってて、ようやく自分のとこに来てくれたのかな。
百ヶ日たっちゃいましたよ。
Cさんの言葉は、実際に昔聞いたものだ。
「黎明」という作品に、10年振りに役者として立った。その打上げの席の言葉。
それに返した言葉も、実際に自分が発したもの。
「夜の完成見学会」という作品に役者として立った。自劇団の舞台に立つのも10年振りで。
後日、全く別の飲み会でCさんがべろんべろんに酔って。
「夜の~」での役者の自分を褒めてくれた。
それに私が返した言葉。
Cさんが役者の私を直接褒めてくれたのは後にも先にもこれっきりだった。
夢とは「記憶の再編集」なのだ、とどこかで読んだ気がする。
それが全てとは思わないが、少なくともこの夢はそうだろうと思う。
自分にとって必要だったから、映像になった。
と、思う。
一緒の方向に、揃って歩いてたことが嬉しかった。
でも、貴方の力を借りなくとも、歩いていけるように頑張ります。
みんな借りたがっててCさんも大変だろうから。
Cさんは、Fちゃんの傍にいてあげてください。