元気。
基本は元気。
気持ちも落ち着いてる。
抗がん剤の点滴後1週間位以外は、食べたいもの食べて、元気。
それでも、
抗がん剤も5回、6回と回を重ねるごとに何となくしんどさも増してる気が。
この抗がん剤を打った後、駅に向かい、電車で家に帰る。
この帰り道がなんとも足が重いすでに始まる手足の痺れ、怠さが襲ってくる。
駅のホームで必ずため息をついてた。
この瞬間だけは"また始まったな。。。"
と落ち込む。
寝たきりになるわけではないけれど、怠い。
身体が重い。
2日目からくる吐き気もヤバい。
常にムカムカしていて、気持ち悪い。鋭く酸っぱいものが欲しい。
この倦怠感、吐き気。
出来るなら横になりたい。
でも、母も病気だし、お義母さんも高齢で遠方。
近所で助けてもらえる人はいない。
動けないわけじゃないけど、倦怠感、吐き気の中子供達のご飯を作らなくちゃ。
キッチンに立つと自分が受けつけない出汁の香りや、甘い匂いに包まれながら、吐きそうになりながら料理する。
何度もシンクに嗚咽を吐きながら。
時々、キッチンに座り込んで、食器棚にもたれて休憩。
気持ち悪い。しんどい。
助けて欲しい。
こんな時、実家が近くて、お母さんが病気じゃなくて、、、、
なんて事を考えてしまう。
考えても仕方ないのに、泣けてくる。
辛い
手の痺れで力が入れにくいけど、包丁を握る。鍋を振る。
気持ち悪い
この時間だけは、子供達もパパも見たことないと思う。
1人で孤独に戦ってる瞬間。
涙拭いてお迎えに行かなきゃ。