京都国立近代美術館で開催中の「没後100年 富岡鉄斎」を見てきました。富岡鉄斎は京都で生まれ、富岡家の家学である石門心学を学び、尼僧の太田垣連月の指導を受ける。文人画家であり、神官(宮司)であり、教育者としての側面ももつが、自らは絵画は余技として考えており、美術展に公開することは少なかったという。

個人的には、色彩豊かにダイナミックであるが、反面ごちゃごちゃしている感もある。

絵画展の見出しは「富岡鉄斎」というよりは「Tessai」のローマ字が目立つ。外国人さんが熱心に見ていたが、理解できるのだろうか。

なお勾白字(詩句や縁起のよい漢字を、花木、鳥虫、人物、楼閣などの形を部分として、これらを集め形作ったもの)が展示されており、面白い。

比較的にゆっくり鑑賞できる展覧会である。