カナダの板金工場見学! | 板金工場の改善日記 毎日こつこつがんばります!

カナダの板金工場見学!

社長です。

先日訪問したカナダ、トロント郊外の板金工場、
といってもLED照明器具のメーカーさんですが、
その会社を少しレポートします。
会社名は、VISCOR INC
http://www.viscor.com/PC/index.htm



11月29日に訪問しましたが、とても寒く外気温は
氷点下だったと思います。



右から2番目の方が、副社長で製造部門の責任者の
サンティノさんです。この方が工場内を案内してくれました。

この日は、ちょうど棚卸しの日で生産活動はお休みでした。
工場内は、2Sが行き届いていて綺麗です。



A社さんの機械が所狭しと並んでいて、副社長が開口一番に
飛び出した言葉が、「ここはA社さんのトロントの展示会場なんだ」
という言葉でした。



自動倉庫がなく、生産のライン化がされていなかったので
少し尋ねてみると、あえてライン化にしていないとのことです。
パンチ、ブレーキ、などセル単位での自動化に取り組んで
おり、万一一つのセルが故障しても他のセルで補える様に
考えているとのことでした。



器具の組立職場には、このような電子掲示板があり
生産の進捗状況が一目で分かります。



これは、組み立てた器具を梱包する段ボール箱を
作る機械です。やはり多種小ロットなのでいちいち段ボール
業者に頼むより、自前で作った方がフレキシブルに対応できる
ということで導入したそうです。



出荷前の在庫が沢山ストックされていました。
出荷先は、主に北米市場ということでした。
これで、何日分の在庫なのか聞き忘れましたが
相当な量がありました。北米でも急ピッチで
従来の電灯からLED照明に切り替わっているようです。

この工場は、自社で照明器具のデザインをして
製造し、商社や卸業者に販売しているとのことです。
副社長の話によると、生産が追いつかないので、
まだまだ設備を導入して、生産性を上げる必要が
あるとのことでした。さすがにアメリカマーケットは
巨大ですね。

最後に、お忙しい中工場見学に対応していただき
ありがとうございました。日本に来た時は、是非
当社にお立ち寄り下さいと申し上げお別れいたしました。

海を越えた向こうでも、ものづくりの現場の皆さんは
いろんな知恵をだし、事業に真摯に取り組んでおられます。
本当に勉強になりました。


記:社長