富士山静岡交響楽団第123回定期演奏会三島公演

本拠地の一つ清水市文化会館マリナート、三島市民文化会館、東京オペラシティと三公演の真ん中を聴いた。
三島駅から数分の会場で交通至便だ。
ただし、JR東日本エリアからJR東海エリアへは交通系ICカードをエリア跨ぎで使用できない。
JRと民鉄とが協働している東京圏とは違い、たいへん不便だ。利用客の利便性を考えずに、確信的なんだろう。

さて、公演の内容は、
指揮/高関 健(首席指揮者)、
ブルックナー/交響曲 第8番 ハ短調 (ハース校訂による原典版)。

会場のアコースティックと、鑑賞環境(地域の生徒・学生が動員?されていた)に不安があったが、心配には及ばなかった。
会場(専門ホールではない)は良く響く。オケのレベルがフラットであることも影響しているのかもしれない。
弦は基本12型(12-10-8-7-6)。
下手から、Vn1、Va、Vc、Vn2
上手にCb
コンマスは藤原浜雄氏。

良く整理された聴きやすいブルックナーだが、ハーモニーは分厚く腰が低い。
弦の薄さも、そう感じられなかった。
テンポ感も自然だ。
案の定のフライング拍手だけが残念。