訪日オーケストラの演奏会は、新型コロナが流行する直前の2020年1月(エサ=ペッカ・サロネン氏指揮のフィルハーモニア管弦楽団)以来。

ベルリンフィルハーモニー管弦楽団の来日演奏会は1981年10月以来2度目。
指揮はヘルベルト・フォン・カラヤン氏、会場は東京文化会館だった。


今日は、ミューザ川崎シンフォニーホール。

指揮はキリル・ペトレンコ氏。

モーツァルト/交響曲第29番

ベルク/オーケストラのための3つの小品

ブラームス/交響曲第4番


席は4階(ミューザではいつもは2階なので、この階は初めて)。

建築上の7階相当と言うことで確かに高い。

音は遠いが不満はない。


結論から言うと、ちょっとがっかり。

最近は生演奏会ばかりなので、ペトレンコ氏の音楽は初めて。

モーツァルトは10-10-6-5-3(対向配置)。

ディナーミクがあるがクセはないので聴きやすい。

颯爽としたモーツァルト。

ベルクはオケの力量が示された。

ブラームスは14-14-10-8-6。

弦に溶け合う管楽器が見事。

贅肉が削ぎ落とされていた。


あくまでも好みの問題。

名手揃いのオケの音は個性的ではない。

芯のある弦は機動的。

中ではティンパニがすべてにおいて素晴らしかった。