サントリーホールでNHK交響楽団第1994回定期演奏会。
プログラムは、
ベートーヴェン/ピアノ協奏曲 第5番 「皇帝」
ブラームス/交響曲 第3番 
指揮は尾高忠明氏。本来は、ドイツからH.ブロムシュテット氏が来日して振る予定だったプロ。マエストロは96歳で、訪日にドクターストップが掛かった。

氏からのメッセージが披露されていた。
一部抜粋だが、
「すでに次の日程が2024年10月に決まっており、私はそれをとても楽しみにしています。その時には神のご加護のもと、私がとても大切に思い、愛してやまない日本のみなさまのために、再びともに音楽を奏でることができるはずです。」

「皇帝」は良かった。ビアノはL.O.アンスネス氏。ノルウェー出身だからか、端正で粒立ちの良いピアノは聴き応えがあった。
全体的に少し早めのテンポで力強い。
ソリストアンコールは、ベートーヴェン悲愴ソナタ第2楽章。

ブラームスは尾高氏らしい外連味ないアプローチ。
ほぼインテンポで、明るい音色。
2楽章以降は(アタッカ程ではないが)続けて演奏された。
ブラームスの交響曲の中では浪花節?っぽい曲。
サラリとし過ぎか…。それでもアンサンブルは抜群でしたね。
代役お疲れ様でした。

フライヤー(2023年10月)
今日の演奏会
2022年10月の演奏会(ブロムシュテット氏指揮)