ミューザ川崎シンフォニーホールで東京交響楽団の演奏会。

指揮は、京都市交響楽団の常任指揮者に先月就いたばかりの沖澤のどか氏。プログラムは、オールストラヴィンスキー。
「プルチネッラ」 組曲、詩篇交響曲、ペトルーシュカ(1947年版)。
合唱は、NHK東京児童合唱団と二期会合唱団。

「プルチネッラ」が始まった時はアレっと。随分と慎重で、躍動感がない。
弦が大所帯故重く感じる(かなフィル音楽堂の指揮者なしが抜群に良かったので尚更)。
ホルン3番に読響松坂氏が入った(トップは上間氏)詩篇交響曲。楽器構成がユニーク。緊張感のある音作りで楽しめた。
「ペトルーシュカ」になると、やや楷書的だが、伸び伸びと音が広がってきた。
決して音を尖らせずに、大きく曲を作ろうとするのが特徴的に思えた。
鳴り物入りの印象の沖澤氏。
最近の若手ピアニストのように追っかけがいるのか?
(天井桟敷のおそらく同一人物から)ブラーヴィが飛んでいました。
氏の真価はこれからか。古典派を聴いてみたい。

演奏終了後