・天道是か非か

善いことをすれば善い報いを得、悪いことをすれば悪い報いを

受けるのが天の道理であるのに、現実の世の中は必ずしも

そうではない。すると、天の道は正しいのか間違ってるのか

はなはだ迷う、という意。

 

これは昔から議論されてきましたね。

聖書でも儒教でも仏教でも書いてあるけど結論は書いてない。

儒教では盗跖という大悪人は強盗して沢山の財産をもち長生きしたのに対し顔回という孔子の一番気に入ってた弟子は貧乏で短命だった。

最近ヒルティの幸福論を読んだけれどもそれにも正義が必ず幸福に結びつくとはならなくて神の真意は分からないと書いてあった。

正しく生きるのがバカバカしくなってきたよ。

いままで損してばかりだったし。

ただ「鑑草」という本は中国の話を引用して中江藤樹は勧善懲悪の世界で生きるためには孝を尽くして生きるべきだと説いてる。

嫁姑の関係が主ですがいいこと書いてあります。

現実もこうであればいいのだが。

悪人にはそれなりの賞罰なり人生を与えるべき。

正しい人には幸福を。

だが実際には逆のパターンばかりです。

むしろ正しく生きれば生きるほど世間の風当たりがきつくなっていく。

逆に悪いことしてる人間がふと優しい心を少し見せるだけであの人は本当はいい人だという。

ナンセンス極まりない。

普段から正しく生きる努力をしてる人間を非難する人のいかに多いことか。

人生なんてくそくらえ。

 

でわでわ。