福島の原発事故は、人災だったことはご存じのとおりであり、さらには原発事故について、いろんな情報を政府が隠していたことが徐々に明らかになってきている
印象的だったのは、小佐古東大教授が内閣官房参与を辞任したときの涙の会見
「とんでもなく高い数値であり、容認したら私の学者生命は終わり。自分の子どもをそんな目に遭わせるのは絶対に嫌だ」
今、誰もが薄々感じているように、何が正しい情報なのか、分からない
菅さんを初めとして政治家はもちろん信用できないし、
マスコミの報道も操作されてるのではないかと感じることがある
あそこまでの事故を起こしておいて、何人もの人を苦しめて、3600万円もお給料をもらっている東電の人たち
すごく不思議…
そんななかで、一般市民の感覚に近いと思うのが、中部大学の武田先生のブログ
以下、引用
人間には過ちもあります。
ある家が誤って「汚いものをご近所にまき散らした」とします.まず、その家の人はご近所に謝りに行き、自分で持って行けるものは持って行くでしょう.
お隣が、その汚いものが付いた土や紙を拾えば、お隣に電話して取りに来てもらうか、自分でお隣に持って行くでしょう.
今回の東電の誤りは許されないことかも知れません。でも、人間は誤りはあるのですが、それを起こした後の態度の方がもっと大切です.
校庭の表面の土を取り除いて、まずその土を校庭の脇に積んでおき、次に東電に電話します.おそらくは東電は「菓子折」ぐらいは持ってきて、頭をさげ、すぐその土を持っていくと思います.
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東電の役員は今年も一人2000万円の年俸をもらうと言うことです。
まだまだ東電には余裕があります。これまですでに平均年間4000万円の報酬を受け取っていたのですから、貯金もかなりあるでしょう.
今年はゼロかマイナスと思っていました。でも一人2000万円はあるのですから、菓子折やトラック代は出るはずです.
東電役員だけではありません。部長クラス以上は裕福な生活をしていて、20%カットに止まっています。
「被害を受けた人が、なけなしのお金から旅費を出して逃げ、被害を出した人が年俸2000万円!?」
そんな社会があるのでしょうか?
3月11日の午後、つまり地震が起こったらすぐ、原発の運転責任者は「大変なことになった。大量の放射線漏れはあり得る」ということが判ったはずです.
そして、半日ぐらい経ったところで、1号機に高濃度の放射線が漏れたのですから、それで確定したでしょう。
なぜ、その時に東電は大々的に言わなかったのでしょうか? その時、直ちに政府と自治体、そしてNHKに通報しておけば、被曝は大幅に減ったはずです。
これは「過去」のことではありません。福島では「過去」ですが、浜岡にしても、「もんじゅ」にしても、そのほかの日本の原発では、今後のことです。