こんには

強運塾の光照です。

 

 

先日、私と息子の誕生日を迎えました。

7月末に息子

8月初めに私の誕生日。

息子が生まれてすぐに建てた家がもう築33年。

息子の年齢がこの家の築年数です。

 



両親が生きていた頃はこの家の1階をバリアフリーにして一緒に住んでいました。

二人が亡くなってからは売らずに長年にわたり貸していました。


実は、壊してアパートでも建ててと、投資効率を考えましたが

採算がとれないようで、

そうこうするとコロナとなりますます難しく、

「それでは~」と・・・

 

 

わたくし、春日部移転計画を立てておりました。


私の友達も

鹿児島や札幌、沖縄に移住を考えていました。

何人かの友人が
リモートで十分仕事ができるということがわかり、地方に引越しています。

かくいう私もリモートでできなくもない。
 

全国からの相談を

電話、Skype、Zoom、facetime、LINE・・・

こういう方法でうけられるのです。

都会の便利さに住み慣れてた人が

地方に住むというのは相当な覚悟と勇気も必要です。

たかだか東京から1時間ちょっとの埼玉県春日部市に帰ることでさえも躊躇・・・

 

 

そんなことを考えてる間に

とりあえず、建物の老朽化を考えて今まで貸していた方にいったん退去をお願いしました。

 

 

ところが!

 

出ていってもらった店子さんがありえないほどの荷物を置いていったのです。

 

息子が「これは不法投棄じゃないの⁉」っていうぐらい

残された荷物で、家はとっても酷い状況でした。


私の大切な家族の33年間の思い出がいっぱい詰まった家。

その大切な家をこんなにひどくつかわれてたんだという落胆・・・。

あり得ないほどのゴミを置いていくこと、

この行為自体にもびっくりしました。


立つ鳥跡を濁さずという言葉がありますが、

散らかしていた店子の人は

立つ鳥跡を濁しまくりというのがピッタリな言葉でした。

不動産屋も私に立会いの日程を教えず、

勝手に立会って

そして敷金を全額返金していました。

これにもがっかりでした。

 

ゴミの廃棄だけでもトラック2台分、敷金の3倍かかりました。




この方は多分15~6年以上はこの家に住んでいて

家賃は払ってくれていたもの、

家を大事にしてくれてなかったのです。


幸い、火災保険に加入していて、

知識あるリフォームやさんに聞いたら

店子が出て行ったときに損害を与えられたことにたいしても保険適用ができるとのこと。
30数箇所にわたり免責1万円で

それを引かれて140万円ぐらいが帰ってきたから、

実際は170万円以上にわたる建物への損失を与えられたということで

これもまたびっくり。


長いこと住んでくれたのはありがたいけれども

こんなひどいで形で出ていくとは・・・

 

結果に心がすごく痛くなりました。


私は、思い出の家を直してリフォームして住んでみたいと思いました。

実際壁は塗り替えて屋根も直して、

あとは内装だけのリフォーム。


息子に

会社のスタッフに

取引先に、お客様に・・・

誰に相談しても

『ムリだよボケちゃうぞ』

『似合わないですよ』

『都落ちと思われちゃいますよ』

『通うの大変ですよ』

『先生一人で寂しいですよ』
等々・・・

ポジティブな意見は10件中2件しかありませんでした(笑)


私も実際、

もし代々木の事務所で面談ということがあった時に

1時間半以上かかる通勤に疲れてしまう懸念も十分ありました。

そうこうしているうちに、

買いたいという人が現れました。

グループホームに使いたい

景色もいいし、広いし、間取りもちょうどいいと。
 

 

ありがたい話です。

そのような方々に、気持ちよく使っていただける。



売買代金はけして満足いく金額ではないですが

思い出を潰されるかたちじゃなく引き継げることがうれしい。


通ったときにその家の存在がある

大切に使ってもらえる

喜んでもらえる

 

 

何よりこれが一番!


あの古い春日部をもらっても住む気持ちもない息子が一番売れたことを喜んでました(笑)。

手放すことも新しい人生の大事なスタートです。