最後の冒険家/石川 直樹






冒険、

というロマンに満ちた言葉の本当の意味。


最後の冒険家

太平洋を熱気球で横断中

消息不明になった冒険家・神田道夫さんについて書かれたノンフィクションです。



読後、母にこの本の概要を伝えたら

「息子がそんなことをしたら許せない」

と言っていました。

一生懸命産んだ側としては、わざわざ命を捨てるようなことをするのは許せないと。


だけどこの本を読むと

そうは言い切れなくなるところがあって…

(それは私が“母”じゃないからかもしれませんが…)。



ただただ、

“僕は死ぬように生きていたくはない。そこで愛が待つゆえに。”

という中村一義の「キャノンボール」の歌詞を思い出してしまいます。