8月11日午前5時過ぎにベランダから撮影した東山の写真です。
朝焼け。京都ではじめて見ました。二十歳をはさんで5年間、明石から転居して約7年、都合12年も京都に住んでいるというのに、です。
私は東山区の住人なので東山はよく眺めます。ベランダからは大きな建物の合間から東山が見えるので、枕草子の"春はあけぼの、紫たちたる雲”のくだりにはとても期待していましたが、春に朝焼けなんて見たことがない。
「清少納言さんの、嘘つき!」
http://ameblo.jp/kyouto-sanzyou/entry-10922670697.html?frm_src=thumb_module
ところが夏も立秋を過ぎてから、たしかに夜明け前?には写真のような情景を短時間ですが見ることができました。
夕焼けと違い、朝焼けはどの地方でもそうそう簡単には出会えない。
神戸に住んでいたとき、マンションの6階から朝焼けを見たのも、今頃の季節、夏も終わりに向かう頃だったような記憶があります。
本当に清少納言は春に曙を見たんだろうか?と考えてしまいました。
だいたい彼女は京都のどこに住んでいたんだろう。女官でお勤めしていたのだから御所の近くかな。紫式部は御所東横の廬山寺で源氏物語を書いていたという記録があるそうですが。