主人からLINEが来たあと、
どうしても主人の顔が見たくて、LINE電話をしたいと頼みました。
息を吸うのも辛い状態で。
話すことなんて出来ないだろうとは思っていたけど。
それでも私たちの声だけでも届けたい、と思いました。
ほんとに、数分だけでしたが主人と話すことが出来ました。
もちろん、こちらが一方的に話すだけ。
絶対帰って来て。という願いにも。
負けちゃダメだよ!と言う言葉にも。
たくさん頷いて返事をしてくれました。
でも、画面越しに見る主人の顔はとても辛そうで。
泣いてはいけないと思いつつ、どうしても涙を止めることは出来なくて。
パパのことだから、自分のことより私と娘のことが心配だったのではないでしょうか…
刻一刻と14時は迫って来ます。
人工呼吸器装着前に、もう一度LINEを入れました。
……これが、主人から来る最後の返信でした。
【続く】