約10年 レンタカー会社を経営していたわけだが ちょっとした事件を紹介するよ
●ペルー人殺人事件
レンタカーを貸していたペルー人 トクダ君 返却後に殺人事件を起こす
坊主のB-BOYだったなぁ
四日市市内の病院に入院中のブラジル人女性が警察に通報
同居する男が 娘を殺したかもしれない
駆け付けた同署員が 女性が住むアパートの駐車場にとまっていた 乗用車内から
娘とみられる女児の遺体を発見した
県警は ペルー人の男(35) を逮捕した
女児の遺体は 車内に置かれたクーラーボックスの中からみつかった
死後 1週間以上が経過しているとみられる
たしか 車はハイエースだったね
僕の車で 殺人事件が起きるところだったね
返却されてから 1か月後の犯行だったね
アパートは JR南四日市駅から南西に約1.5km 畑と住宅が混在する地域
●薬関係
ブラジル人に車を貸すことが多かったが とにかくマリファナ好きだ
マリファナは 独特のにおいがあって 車のシートなどにしみついてしまう
消臭剤を何個使っても なかなかとれない
しょうがないから ブラジル人専用車となってしまう
マリファナのにおいがついた車は 日本人には貸せない
紙をストロー状にまるめてあるものも 発見したことがある
ドラレコの映像を消去しろと 執拗にせまられたことも
消すまで 全然帰ろうとしない
しょうがないから SDカードをあげたら 機嫌よく帰っていった
絶対 やばいことしてるよな
一番ひいたのは 革の立派な袋に入った 注射器のセットが 落ちていた
やばすぎるよな
僕のレンタカー事業は レジャーのお客に貸すのではない
事故や故障したときの 修理期間中に貸すレンタカーである
自動車保険の特約で 保険会社から 料金を頂く感じになる
軽自動車なら 1日4400円 × 日数分 頂く
特約が 7000円までしかついていないことが多いので
ワゴン車 ステップワゴン ノア ボクシー など大きい車でも7000円の請求になる
追突などの 10対0 の場合のみ 定価で頂ける
たとえば ステップワゴン 1日 8800円 という感じだ
保険の代理店 ディーラー 板金屋 修理工場などから 依頼をうける
お礼として 売り上げの20%を払わなければならない
ただで もらえる仕事なんかないよ
ディーラーの営業マンは 会社に内緒で 直接自分にくれといってくる
営業マンに 20%を渡すこととなる
1人に 1年で 200万円近く渡したことがある
これが 自分の首を絞めることとなる
会社員だから 領収書がきれない
もちろん 会社には内緒の行為だから 証拠を残してはいけない
ばれたら 背任罪と横領罪になる
この裏金が 自分の帳簿では利益としてあがってくる
この裏金に対し 税金がかかってくるんです
毎年 300万円くらいかなぁ 渡してた裏金は
板金屋 修理工場は 振り込みでいいから 経費としてあげられるんだよね
税金の計算してたら だんだんバカバカしくなってきたよね
売り上げがあがるほど ごまかすのが大変になる
最大のネック
自分は ローンが全く通らない
若いときに ネットワークビジネスで購入した 健康食品のローンを 払っていない
しかも 数社
マンションを買ったときも 1000万円 現金で払った
1000万円 現金みせたら 売主も50万円まけてくれたよ
ホンダのフリード購入するのに 頭金120万円入れて 残りの100万円を
ローンで組もうとしたら 通らなかったよ
4台からスタートして 10年で25台にしたわけだが 全部現金払いだよ
ちょっと 増やしすぎたね
客も 年々 増えていくから 車も増やさざるを得ないよね
体調をくずしたときに 縮小していれば 自殺せずにすんだかもしれないね
何もかもが めんどくさくなっちゃったんだよな
やらなきゃいけないことは 分かっていた
リストアップして 眺めていたら もういいやってなっちゃったよね
燃え尽き症候群だったんだろうか
みんなに 認めてもらえるような社長になれたから 気が抜けてしまったのか
始めた頃は みんあから嘲笑されていた
そのくやしさを エネルギーに変えて がんばってきた
もう がんばる理由がなくなったのかもしれない