今日は私H・Kが舌癖(ぜつへき)を直すために行ったトレーニング方法についてご紹介します
舌癖を直すためには、舌癖の特徴である舌を前に出す癖を止め、
口輪筋(お口の周りの筋肉)を鍛える必要があります。
では、その前に、まずは正しい舌の位置を確認しましょう
日常、舌の先端は、上の歯の裏側にあるボコボコとした膨らみの部分を触れています。
この舌の先端を当てる基本の位置をスポットと言います。
※この時に舌は歯には触れていません。
舌の正しい位置なんて知らなかったという方も多いのではないでしょうか
日頃から舌の先端を丸めずスポットに軽く当て、口を閉じて鼻呼吸を意識しましょう。
また、唾や飲食物を飲み込む時も口唇をしっかりと閉じ、飲み込むと同時に舌が持ち上がりますが、舌の先端はスポットから外れないように、舌が上顎の正しい位置に触れていることがとても重要です。
それでは<トレーニング方法>についてご紹介しますね
<ホッピング(舌打ち)>
舌の先をスポットにつけて舌全体を上の顎に吸い上げて舌を鍛えるトレーニング方法です。
①舌全体を上顎に吸い付け、口を大きく開けて舌小帯(舌の裏側についているヒダ)を伸ばします。
☆舌の先がスポットにあること
☆舌の前の方だけでなく、後ろの方まで上顎に吸い付けていること
☆舌が上の歯を覆わず上の歯列の内側に納まること
☆舌の淵を左右対称に吸い付けること
②吸い付けた舌を弾くように離しながら「ポン」と音を立てます。
舌全体がしっかりと吸い付いていないと、小さく抜けた音がします。
舌全体を吸い付けることを意識して、大きく「ポン」と音が出るようにしましょう。
※①と②を繰り返し練習します。
<ガムトレーニング>
ガムを使って舌を鍛えるトレーニング方法です。
虫歯予防のためにも砂糖が含まれていないガムを選んでくださいね。
①ガムを噛んで軟らかくした後、舌の上で丸めます。
②そのガムを舌でスポットに貼り付けます。
ガムを上手に貼り付けることができるようになったら③へ進みます。
③上顎に付いているガムを舌で押し広げ、同時に奥歯を強く噛みしめます。
※この時に前歯の裏側にガムが付いたら、もう一度①からやり直してください。
出来るだけ均等に広範囲にガムを押し広げることが出来るようになったら④へ進みます。
④ガムを舌で口蓋に押しつけたまま、舌の位置を意識しながら、唾液を飲み込みます。
この時も、飲み込む瞬間は奥歯を強く噛みしめてくださいね。
④がスムーズに出来るまで、繰り返し練習します。
パタカラという医療機器を使って、表情筋を鍛えるトレーニング方法です。
詳しい使用方法はコチラをご覧ください→ パタカラのお話
マルチブラケット装置を外した時は、上と下の前歯の間が開いていましたが、
今では、このように前歯でしっかりと噛めるようになりました
舌癖を直すためにはかなりの努力が必要ですが、
毎日トレーニングを続けることで必ず効果が現れます
舌癖に悩んでいる方は、どうか諦めずに頑張ってくださいね
by H・K