☆明日、樋口矯正歯科クリニック は休診日です☆
今日は矯正治療中（ブラケット装置）の
歯磨きの仕方について紹介します
まずは基本の磨き方のポイント
「歯と歯の間」 「歯と歯茎の境目」 「噛み合わせの面」
上下左右の奥歯や下の前歯は磨き残しやすい部分ですので、
これらの部分に注意して、歯ブラシの毛先を歯面にきちんと当て、
歯ブラシの毛先を１歯ずつ小刻みに動かして磨きます。
磨く順番を決める
奥歯から反対側の奥歯へ、１歯ずつ磨いていくと磨き残しを防ぐことができます。
一般的に、利き手側の方が磨き残しが多いので、そちら側から磨くといいですよ。
ブラシング圧
歯ブラシの毛先で歯茎や歯面を傷つけないように、
１５０～２００ｇ（毛先が広がらない程度）の軽い力で優しく丁寧に磨きましょう。
歯ブラシは「ペンを持つように」持つと、程よい力で磨くことができます。
では矯正治療の歯磨きについて紹介します
歯ブラシの選び方
使用する歯ブラシの大きさ
ふつう～少し小さめのものを選びましょう。
ヘッドが大きな歯ブラシは奥歯に毛先を当てにくく、
装置の周りの細かいところを磨くのにはあまり適していません。
毛のかたさ
毛のかたさはふつうを選んでください。
軟らかいとコシが無いのでなかなか汚れが落ちにくく、
硬すぎるとワイヤーの下に毛先を入れ込むのが難しいです。
こちらの2列V型植毛のＶ-７(ブイセブン）
という歯ブラシもおすすめです。
本来はつまようじ法という磨き方で使うのですが、
矯正装置のまわりの細かな部分も磨きやすく、
ワイヤーの下に毛先を入れ込みやすいです。
このように歯ブラシの毛先を入れて
汚れをかき出すようにして1本ずつ磨いていきます。
つまようじ法については、
こちらをチェックしてみてください
つまようじ法
また、歯ブラシだけでは磨きにくいところは
補助的なブラシ（ワンタフトブラシ）を使うと
汚れの除去率がアップします。
このようにワイヤーの下を磨いたり
最後臼歯の後ろ側も簡単に磨くことができますよ。
また時間があるときには染色液を使って
磨き残しを確認しながら磨いてみてください。
↑このタイプの染色液の使い方は、
舌下に数滴垂らし、舌で歯全部に塗り込んでいきます。
そして、うがいをすると・・・
磨き残している部分がピンクに染まります。
ワイヤーを外してみると、ワイヤーの下が
磨けていないのがよくわかりますよね。
染め出しをすると自分では気付かない部分の汚れを
しっかりと確認することができます。
歯ブラシはこまめに交換をしましょう
矯正治療中は金属の装置の周りやワイヤーの下を磨くので
毛先がすぐに開いてボロボロになってしまいます。
毛先が広がった歯ブラシでは効果的に汚れを落とせないので、
こまめに交換してください。
歯磨剤
歯磨剤（歯磨き粉）は、歯を丈夫にするフッ素入りのものを使うと
虫歯予防に効果的です。
矯正装置が付いている患者さんは今まで以上に歯磨きが大変になりますが、
寝る前だけはしっかり歯磨きの時間をとって丁寧に磨いてくださいね
次回の私の矯正治療の記事は舌癖（ぜつへき）についてです。
お楽しみに
ｂｙ H・K