スポーツと受験勉強は、とても似ています。
まずは、結論から。
1.スポーツも受験勉強も、その行為自体を楽しまなければ、結局は成果が出ない。
2.スポーツも受験勉強も、ただやるだけではダメで、計画やメニューや戦略が必要。
3.スポーツも受験勉強も、「試合に勝つ」、「合格する」という明確な目標を持つことが不可欠。
4.スポーツも受験勉強も、精神論や、他人の猿真似だけではダメで、各プレイヤー・受験者にあった練習や戦略が求められる。
5.スポーツも受験勉強も、適切な器具・道具・教材が必要であり、また、優秀なコーチ・指導者がいることが勝敗を決める。
1.スポーツも受験勉強も、その行為自体を楽しまなければ、結局は成果が出ない。
スポーツを嫌々ながらやっても、ほとんど意味がありません。嫌々ながらやるスポーツは上達もしませんし、続けることもできません。スポーツは心身に負荷をかけますが、その負荷を楽しむのがスポーツです。
受験勉強もある程度の知的負荷はかけますが、それを楽しむことが必要です。言い換えるならば、楽しめる勉強方法を選択することが効果的・効率的に勉強する秘訣です。
勉強を苦行にしたままでは、成果も上がりませんし、継続もできません。
頑張ってやったつもりでも、試験で高得点が取れないのは、楽しみながら勉強していないというのも大きな原因です。
2.スポーツも受験勉強も、ただやるだけではダメで、計画やメニューや戦略が必要。
スポーツを本当に上達させるには、計画的な練習や、練習のメニューや、戦略が必要です。
ただ単に走りこむだけや、素振りをするだけでは、ダメですよね。
何のために、どんな練習をどれだけするのかのプランニングが必要です。
受験勉強もまったく同じです。
「とりあえず、XXを暗記しておこう」といった無計画な勉強をいくらやっても、結局は、試験で高得点を取ることはできません。
なにをなんのために、どのように理解し記憶するのかのプランニングが必要です。
無計画な、その場しのぎの勉強法は、確実に破綻します。
3.スポーツも受験勉強も、「試合に勝つ」、「合格する」という明確な目標を持つことが不可欠。
勝負に勝つことがすべてではありませんが、スポーツで、「どうせ試合に負けても構わない」などと思いながら練習しても、成果は出ませんし、勝つこともできないでしょう。
勝負には勝ちもあれば、負けもあります。だからと言って、最初から負けてもいいなんて思って、練習するアスリートなんていません。
まずは、勝とうとするものです。
受験勉強も同じです。
合格するための学習をする必要があります。
どうせ合格しないだろうけれど、とりあえず勉強してみるなんて言語道断です。
合格を見通した勉強をしないから、不合格になるのです。
合格を勝ち取るための学習方法を確立することが重要です。
4.スポーツも受験勉強も、精神論や、他人の猿真似だけではダメで、各プレイヤー・受験者にあった練習や戦略が求められる。
昭和の日本のスポーツは、精神論や根性論が闊歩していました。
でも、21世紀の日本のスポーツは、だんだんと科学的な練習法が取り入れられつつあります。
昔からやっていたからやるではなく、達成したい目標のための練習を科学的に行っていくという風に変わっています。
また、練習方法も、すべての人に同じというのではなく、選手に応じた練習方法のバリエーションも重視されるようになってきています。
受験勉強もまた、精神論や根性論だけではいけません。
努力さえすれば、苦労さえすれば、合格するというのは精神論です。
無駄な努力や無駄な苦労は、いくら積み重ねても、合格は勝ち取れません。
また、先輩がやった方法や他人がやっている方法を闇雲に真似てみたところで、自分に効果があるかどうかは分かりません。
受験勉強も科学的に行う必要があります。
伸ばしたい能力に対応した、学習をする必要があります。
5.スポーツも受験勉強も、適切な器具・道具・教材が必要であり、また、優秀なコーチ・指導者がいることが勝敗を決める。
スポーツを効果的に練習するためには、適切な器具・道具が必要です。
また、優秀なコーチや指導者がいることが、スポーツの力の向上、試合での勝利、チームスピリッツの高揚に大きく貢献します。
器具も道具もコーチもいないでは、科学的なトレーニングはできません。
受験勉強もまた、優れた教材、優秀な指導者がいると、合格への学習が飛躍的に効率よくできます。
受験勉強でも、教材選び、指導者選びが、合格の可能性を大いに高めます。
スポーツと受験勉強という一見、まったく違って見えるものが、実は、とても似通っている部分があるんですよね。
スポーツと受験勉強の共通点が分かってくると、受験勉強が効果的・効率的にできて、試験で合格を勝ち取ることができます。
スポーツが得意な方、是非、スポーツで行っている方式を、受験勉強にも応用してみてくださいね!!
では、また明日!!
河野正夫