一流のもの、本物に触れて、教員採用試験もトップで合格する!! | ブログDE教採BY河野正夫

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教員採用試験対策講座を主催する広島教採塾の代表の河野正夫のブログです。教育について熱く語り、教採合格の勉強法の秘訣についても語ります!!

1月期の大阪面接校で出逢った超優秀な大学生二人と、大阪で、インテリジェントな勉強会、そして、最高の食事会を楽しみました。

この大学生は、K畿大学の4年生です。

先月の大阪面接校に参加してくださり、その明るさ、元気さ、爽やかさで講座会場を席巻した二人です。


優秀な人を見つけると、すぐに教えを請いたくなるのが私です。

たとえ、相手が年下でもあろうと、学生であろうと、キラリと光る素晴らしい才能があれば、その人から学びたくなります。

学ぶためには、まずは会って語り合うことが必要です。


というわけで、早速、この二人の学生さん、T君とA君とお会いしてお話しする約束を取り付けて、大阪市内で、お会いしました。


場所は、大阪市内の某高級ホテル。

昼の12時に待ち合わせをして、まずは、ホテルの1階のお洒落なレストランでランチを食べながら、教員採用試験や学校教育、知識と教養といった話題について軽くディスカッション。

2時間ほど、ゆっくりと語り合いながらランチを楽しんだあと、場所を、ホテル27階のスイートルームのリビング応接室に移して、面接の特訓。

先日の大阪面接校では完璧だった二人も、個別で徹底的に特訓すると、かなりボロが出てきます。

圧倒的な知識と教養がなければ、完璧な語りはできないことを感じてもらいました。

厳しい勉強会でしたが、やはり、学ばせてもらったのは、私でした。


大学4年生で、こんなに情熱的に、こんなに真摯に、こんなに爽やかに勉強する姿勢を持っているこの二人からは、何か熱いものを学びました。

こんなに一生懸命な若者と一緒にいると、私もベストを尽くさなければと思います。

いい刺激をたくさんいただきました。


面接の特訓をしていると、二人のうちの一人が、面接の語りとして、「一流シェフのような教師になりたい」というインパクト・フレーズを口にしました。

本人としては、一流シェフの仕事に、教師の仕事を喩えて、いろいろと言いたかったようですが、話を聞いてもピンときません。

それで、私が、彼に、「一流シェフのような教師になりたい」というのはいいのだけれど、誰か一流シェフを知っているのですか、というかそもそも、一流シェフの料理を食べたことがあるのですか、と聞くと、答えはノーでした。

一流シェフを一人も知らず、一流シェフの料理も食べたことがないのに、一流シェフのような教師になりたいとは、話にならないということで、私は、即座に、ソファーから立ち上がり、行動に出ました(微笑)。


ホテルのスイートルームから電話をし、大阪で唯一、ミシュランの星を7年連続獲得している超有名シェフのレストレンで、最高の料理を、この二人の若者にご馳走して差し上げることにしました。

このシェフは、大阪でたった一人のミシュランの星を7年連続で獲得し、関西ローカルのテレビで、レギュラー料理番組を持っているものすごい方です。

そのシェフの中華料理のレストランに着くと、周囲のお客様は、かなりVIPの方々のようでした。


そのレストランで最も美味しいコース料理をオーダーしました。
コースの中身は、以下の通りです。


旬の海の幸のオードブル

干し鮑と高級中国乾物入り 王特製薬膳蒸しスープ

北京ダック

活 伊勢海老の蒸しもの 魚醤ソース

白身魚のソテー 黒胡椒風味

ピータンと豚肉 生姜入り中国粥

マンゴープリン入りマンゴージュースと胡麻団子



これに合わせたお酒は、


「夜想曲(ノクターン)」という名前の付いたテタンジェのシャンパン1ボトル。

10年物の紹興酒1ボトル。


最高のシャンパンで乾杯をして、次々に運ばれてくる最高の料理。
伊勢海老は、大きなサイズの生きたものから調理していただきました。

一流シェフのような教師になりたいと言っていた大学生さんは、恐縮しまくりでしたが、本物の美味しさを堪能していました。

そして、特別にお願いして、シェフにテーブルまで来ていただきました。


シェフは優しくお声をかけてくださり、名刺までくださいました。

大学生たちは、緊張していましたが、本物の料理を作る最高のシェフに会えて嬉しそうでした。


この二人の若者を、このレストランにご招待することができてよかったと思っています。

ただなんとなく、「一流シェフのような教師になりたい」と思っていたものが、本物の一流シェフの料理とご本人に会うことができ、大きな刺激をもらったことと思います。

単なる思いつきや、言葉の演出ではなく、本物の一流シェフを直接、体験し、自分が目指す教師の比喩が、一流シェフでよいのかどうかを自分自身で感じたのではないでしょうか。


私は常々思っています。

感性が鋭く、心がスポンジのような若いときに、どんどん一流のものに触れていただきたいと思っています。

もちろん、若いときは、経済的になかなかそういうわけにはいかないので、ちょっと年をとって、ちょっと経済的に余裕がある大人が、できるだけ、若者が一流のものに触れるお手伝いをすればいいと思っています。

私もちょっと年を取って、ちょっと経済的に余裕がある大人として、この二人の若者に一流の料理に触れていただくお手伝いをさせていただきました。


二人の若者は、「美味しい」という一般的な形容詞が表す美味しさを超えた、一流の味を堪能していました。

一皿一皿の料理を食べながら、多くを語らず、幸せそうな顔をしていたのが、本当に美味しく食べていた何よりの証拠でしょう。


中華料理のあとは、高級バーに場所を変えて、お酒を楽しみながら、ちょっとくだけた話を満喫しました。

先ほどのレストランでの緊張も解けて、楽しくお酒を楽しみました。


確かに、この二人にご馳走したのは、私かもしれません。

でも、やはり、学ばせてもらったのは私の方でした。


これからの輝かしい未来が待ち構えている若者たちと10時間以上過ごして、情熱と志とハングリーさをたくさん感じさせていただきました。


今から11年前、2005年に故スティーブ・ジョブズ氏が、スタンフォード大学の卒業式で行ったあの伝説のスピーチの最後のフレーズ、


Stay hungry, Stay foolish.


を思い出しました。



Stay hungry, Stay foolish.  とは、もしかすると、


Stay young.


という意味かなと思い当たりました。


Stay young.


私の歳になると、忘れがちのことです。


Stay young.


今日の二人の若者が思い出させてくれました。


ありがとう、T君、A君、

私も、君たちに負けないくらい、

Stay young.

を貫きますよ!!


きっと、君たち二人も、一流のもの、本物に触れて、教員採用試験にトップで合格することでしょう!!


では、また明日!!


広島教採塾
河野正夫